この連載では、毎週火曜日に健康・医療専門サイト「日経Gooday」編集部の取材から、元気になる最新のカラダの話をお届けします。

 猛暑が予想される夏を目前に、安全衛生用品の通販サイト「ミドリ安全.com」が発表した「職場の熱中症対策の実態調査」(調査期間:2016年5月25日〜28日)の結果によると、熱中症対策に関して職場の教育や指導は徹底されているとは言い難いという。

 調査では「安全」「衛生」に関わる職務に携わっている500人の男女を対象にオンラインアンケートを実施した。夏場の熱中症対策について職場での教育や指導状況を聞いたところ、「毎年定期的に、教育や指導が実施されている」が58.4%にのぼる一方、27.4%が「特に何も行われていない」と答えた(図1)。また13.4%が「現場に配置された当初だけ実施されている」と回答した。

図1 職場における夏場の熱中症対策についての教育や指導状況

暑さ指数WBGTを職場で活用しているか

 熱中症に大きく関係する気温、湿度、ふく射熱(地面や建物、体から出る熱)などをもとにした指標「暑さ指数(WBGT)」についての認知度を調べると、「よく知っており業務に活用している」との回答は4分の1(24.0%)にとどまった。

 WBGTを活用している職場で、WBGTが高いときにどのような対策を行っているか尋ねると、「休憩の間隔や休憩時間を長くしている」(64.2%)、「暑い時間帯の作業を避けている」(57.5%)、「暑い時間帯には軽い負荷の作業に切り替えている」(55.0%)などが上位に挙げられた(図2)。

図2 WBGTが高いときの対策(WBGTをよく知っており活用している職場)