涼しい寝室づくりのコツ(4) 扇風機は「微風・首振り機能」で

 扇風機の風を体に直接当てたまま寝ると、体温が奪われて寝冷えの状態になったり、冷たい空気が鼻や口から入ることで風邪をひきやすくなる。また、部分的に冷えると血行障害を起こすなどの可能性がある。従って、扇風機のみ単独で使う場合は、次のような使い方を心がけよう。

・一度壁や天井に当てた風を間接的に受ける
・首振り機能を使い、上向き・微風で体の少し上の空気を混ぜると体感温度が涼しく感じられる
・リズム風の機能を使えば、自然の状態に近いので身体に負担がない
・切タイマーは3~4時間後にセット
・2リットルのペットボトルを凍らせておき、タオルを下に敷いた洗面器に入れ、扇風機の前に置いておくと、風が冷やされて冷たく感じられる

この人に聞きました
中野祐三子
中野祐三子(なかの ゆみこ)さん
Maruhachi研究センター 睡眠環境ラボ研究員
睡眠改善インストラクター 睡眠環境コーディネーター

心理学や姿勢学にも精通しており、執筆活動、雑誌の取材、セミナーなどによりトータル的に眠りに関するアドバイスを行っている。「08SleepLabo」「おうちdeまるはち」

文/塚越小枝子=フリーライター

日経Gooday「暑苦しい夜…熟睡へ誘う“快眠空間づくりの4原則”」を転載

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