絶対にプライベートも大切にすること

 20代の頃は語学学校の営業職として、「全くプライベートがなかった」というほど働いていたという村木さん。

 「当時は若かったし、仕事も好きだったので、特に問題だとは感じていませんでした。でも、『将来、子どもを産みたい』と思ったときに、どう考えてもこのままの生活では無理だと分かったんです」と村木さんは振り返ります。村木さんの働き方が変わったのは、そこからでした。

 秘書職に転職した村木さんは、「18時には帰る」「自宅では仕事をしない」を徹底した結果、結婚・出産・育児を実現できたといいます。「後輩にも絶対にプライベートを大切にしたほうがいいよ、とアドバイスしています」(村木さん)

「秘書職に転職し、『18時には帰る』『自宅では仕事をしない』を徹底するようにしました」
「秘書職に転職し、『18時には帰る』『自宅では仕事をしない』を徹底するようにしました」

 村木さんいわく、「秘書は陰のサポート役だと思われがちですが、来客時に表に出て対応するのも秘書」。そのときに疲れた顔やイライラした態度でいては、会社全体のイメージに関わります。

 「どんなに忙しくても、『忙しい』という言葉はできるだけ口に出さないように心掛け、笑顔でいるよう意識しています。そして仕事が終わったら、すっぱり忘れて寝る。倒れないようにしっかり食べる。生活にメリハリをつけることが、私の元気の源です」(村木さん)

文/三浦香代子 写真/稲垣純也 取材協力/こちら秘書室


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