女性用商品の多くはピンク色の包装が使用されていることに由来する。特に、ソーシャル・メディアを通して、店舗に陳列されている商品の男性用と女性用の価格差を多くの人が投稿することで、このような事象についての認識が広まった。

 例えば、あるブランドの玩具は、女の子を対象としたピンク色と、男の子を対象とした青色のものだと、ピンク色のほうが価格が高かった。色が異なるだけで、品質に違いはない。さらに、イギリスでは去年、大手ドラッグストアチェーンが、性別に基づく商品の価格差について批判を受け、カミソリなどの一部女性用商品の値下げを迫られるなど、「ピンク税」論争は大きな問題となってきている。

ピンク色の商品のほうが価格が高いってどういうこと? (C) PIXTA

 ネバダ州の議会で上がっている生理用品の免税も「ピンク税」論争の中の動きで、既に賃金格差でも苦しむ女性の負担軽減を図ることが大きな目的だ。

 アメリカでは現在ニューヨークなど13の州で生理用品の消費税が免除されていてる。ネバダ州がタンポン・ナプキンの税金免除に対して、どのような決断を下すかはまだ不透明だが、アメリカではこのような法案を通して、人々の「ピンク税」への意識が高まってきている。

文/大倉瑶子 写真/PIXTA

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