「頑張っている感」を醸し出せない人の共通点とは

 仕事を一生懸命やっているのに「もっとやれるよね?」と言われてしまったり、いっぱいいっぱいなのに仕事をどんどん振られてしまったりと、自分の業務量と相手の認識にギャップを感じている人には2つの共通点があります。

1.コミュニケーションを難しく捉え過ぎている
2.自分の業務内容を周囲に見える形にするのが苦手

 順番に説明します。

コミュニケーションを難しく捉え過ぎている

 下記のような気持ちになることが多い場合は、コミュニケーションを難しく捉え過ぎている可能性が大きいです。

●相手の気持ちを考え過ぎてなかなか行動に移せない
●たくさん配慮したつもりで極力メールをシンプルにしてしまい、かえってぶっきらぼうな表現や失礼な表現だと注意されたことがある
●上手に質問しようと思い質問内容を考えているうちに、頭がごちゃごちゃしてくる

 すぐに質問しないと業務が進まないという場面でも、質問する相手がバタバタしているようだな、と感じると、遠慮してタイミングを計ります。「こんなつまらないことで相手の時間を潰しては悪いな」と思い、自分なりに調べて進めてはみるけれど、それがいつのまにか指示されたものとずれてしまって、後で大きく修正することになり、二度手間になることも。また、ふと思った疑問をそのまま口にすることは恥ずかしいと思って、格好いい質問をしようとすることに時間をかけてしまいます。その結果、上司や取引先とのやり取りが必然的に少なくなり、仕事をしているのにしている、と思ってもらえない状態に陥ります。