仕事でもプライベートでも、発信力を高めることができれば、やりたいことができる環境が整う時代。せっかくの実力が発信力の弱さで埋もれぬよう、プレゼンノウハウに詳しい池田千恵さんが指南していく連載です。

「普通」が武器になる! ありのままで取り組む企画力向上法

無から有を生み出すのが「企画」ではありません (C) PIXTA
無から有を生み出すのが「企画」ではありません (C) PIXTA

 新年度も1カ月が過ぎました。新人の方、転勤や新配属の方も、受け入れ側の方も、環境にやっと慣れてきた頃。いよいよ実際に業務に関わる時間も増えてきたことでしょう。

 今回はこんなお悩みを紹介します。新卒で入社し、研修も終わりいざ仕事を! というとき、最初の壁が立ちはだかったようです。

 「企画」の考え方が分からないことに悩んでいます。企画を考えるという経験がいままでなく、具体的に分からず……。どんな企画を立てれば、読者に読んでもらえるのでしょうか。

 彼女の職業はマスコミ関係だそうです。「企画」という言葉が飛び交っていて、先輩たちは当たり前に企画会議を開いている中で、一体何をどうすることが企画なのかを改めて先輩に聞くのもはばかられる状況であること、お察しします。