素の自分を知るためのチェックリスト

 ではここで、次のチェックリストにチェックを入れてみて下さい。ポイントは、

1.家族の前の自分
2.親友の前の自分
3.親友とまではいかない友人の前の自分
4.会社での自分

 と、状況を4つに分けて、シートAとシートBをそれぞれ4回チェックしてみることです。今までの心理テストは前提が曖昧なので状況による、という判断しかできなかったとしても、4つのパターンに分ければ迷いなくチェックすることができるはずです。

 1~4のそれぞれのバターンで、シートAとシートBのどちらのチェックが多かったかを数えてみましょう。

シートA
相手の行動の真意を裏読みしているうちにタイミングを逃してしまう
メールの上手な返信文を考えているうちに気付けば時間が過ぎ、なかなか返信できないことが多い
「気が利くね」と言われることがあるが、気を使い過ぎて後でどっと疲れてしまうことがある
配慮ができない、察することができない同僚や部下に少しイライラすることがあるが、それを指摘すると相手が気を悪くすると思うとなかなか口に出せずに我慢して自分でさっさとやってしまう
「今度一緒にごはん食べましょう」などと誘われても、「きっと社交辞令なんだろうな」と裏読みして、本当にごはんを食べたいのに結局予定がうやむやになってしまうことがある
コツコツ頑張っている自分がいきなり注目されると、うれしい反面、目立つのが恥ずかしいと思ってつい後ろに隠れてしまい、後で自分の行動に後悔してしまう
「○○さんには何を言っても聞いてくれるから」と頼ってくれるのはうれしいが、いつも愚痴ばっかり聞かされてちょっとうんざりすることもある

シートB
相手とホンネで向き合いたいが、そのせいで相手に煙たがられたり、相手を傷つけたこともある気がする
ありのままの自分を見てほしいから、外見をおめかししたり、着飾ったり、説明したりすることはあまりしない
自分の名前で勝負したいとひそかに思っている
一つのことにのめり込むと周りが見えなくなってしまうので、後で過去の行動を振り返ると「アイタタタ」という、穴があったら入りたいエピソードが実はたくさんある
自分が許せないと思うこと/人とは断固として戦うべきだと考えている
思い込みが激しいところがあり、相手を決めつけて非難してしまうときがあるが、後で聞くと誤解だったことがあって後悔したことがある
相手に自分のやりたいことが否定されたら、説得しようという前に、意地になって反論したり、逆にムキになってわざと相手の言う通りに徹底的にやることで復讐しようとしたりする