喫茶店を使ってみることからはじめよう

 このように、表面的な言葉だけを受け取って思い込みで仕事をするのではなく、依頼されたことの意図を確認し、分からない場合は質問してすりあわせるトレーニングを続けていくと、日々発する言葉も変わってきます。

 毎日仕事でこれを意識しようと思うと、最初は肩に力が入りすぎて疲れてしまうかもしれません。でも、例えば冒頭で私が述べたように、人間観察の場として喫茶店を使ってみることなら、今日からでも始められます。喫茶店で周囲の会話に耳をそばだて、それぞれの会話の意図を想像してみましょう。きっと新たな発見がありますよ。

文/池田千恵 写真/PIXTA

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