やらなかった後悔ほど、後でじわじわ心をむしばむ

 やりたいけど、できない。そう思って行動に制限をかけている人は、失敗が怖いのです。やらなければ失敗することもないから、自分の心も傷つかずに済むから、結局やらないことが快適だと考えています。しかし本当にそうでしょうか。あとで「あのとき行動していれば、今の人生変わっていたかもしれない」といつまでも過去を振り返ることは、果たして快適と言えるでしょうか。「あのときこうしたお陰で、痛い目にあったけど勉強になった」と過去を振り返ったほうが、精神衛生上も良いのではないでしょうか。

 徹底的に自己分析したり、考えざるを得ない環境に身を置いたりすると、ダメでもいいから、一度自分を信じてやってみよう! と覚悟が決まります。もちろん失敗するかもしれません。でも、やらない後悔より、やってしまった後悔のほうが、将来の良い経験になります。人生全てネタ。何事もまずは経験することが、成長につながる道なのです。

文/池田千恵 写真/PIXTA

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