仕事でもプライベートでも、発信力を高めることができれば、やりたいことができる環境が整う時代。せっかくの実力が発信力の弱さで埋もれぬよう、さまざまな実例をあげ、女性らしくしなやかに自己主張ができるようになる手法を、プレゼンノウハウに詳しい池田千恵さんが指南していく連載です。

相手の言葉への反応で、のびしろがわかる

ザワザワ、カチンときたとき、どうする? (C)PIXTA

 自分がいくら気をつけていても、相手の心ない言葉に傷つけられることがあります。いつもは、どう効果的に発信していくかに関してお伝えしているこの連載ですが、今回は、相手の言葉に傷つけられたとき、どう対処していくかについて考えてみましょう。

 企業の働き方改革や、ダイバーシティに関してコンサルティングや講演・研修を行う仕事上、同じ環境にいてもキャリアに悩む女性、生き生きと楽しそうに働く女性の双方とお話する機会が多くあります。

 最近、後者の生き生きと楽しそうに働く女性には、ある共通点があることに気づきました。それは、過去に、誰かに言われた言葉がきっかけでパラダイムシフトを経験しているということです。

 「パラダイムシフト」というと、尊敬する人からの素晴らしい言葉のようなイメージを持たれるかもしれませんが、実際はそうであることは少ないのが特徴です。むしろ、最初に言われた時は、心が「ザワザワ」したり、「カチン」ときたりして、強く反発することのほうが多いようです。

 彼女たちのすごいところは、ザワザワ、カチン、ときたあと、怒りで終わらせずに、こういった言葉をきっかけに自分はどうしたいのか、腹をくくるきっかけとしています。つまり、感情的に反応して終わりではなく、なぜ自分が感情的になったのか、自分は結局何をしたいのかを客観的に判断し、行動できているのです。