新しい年が始まった。2015年も“おにぎらず”や“ジャーサラダ”など数々の食のトレンドが生まれたが、今年はどんな食べ物に注目が集まり、ブームになるのだろうか? 新春企画として、2016年のトレンド予測を大発表! 2016年の食はじめ、何からチェックしようか迷っている人は、まずはここから試してみては?

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専門店でも自宅でも、「パクチー」が身近に

 

 以前はコアなエスニック料理ファンだけに愛されていた香草「パクチー」だが、いまや日本でもすっかりポピュラーな存在に。2015年はパクチー専門店やパクチー料理をウリにする店も次々に登場し、パクチー愛好者が急増。最近ではスーパーやコンビニにもパクチー味のアイテムが並ぶようになり、ますます身近になってきた。2016年はさらにブレイクしそう!

 まずは、“パクチーまみれ”なメニューの「爆裂パクゴレン」をチェック。ご飯が緑色になるほどパクチーソースを加え、周りにもパクチーをたっぷり飾った一品だ。「パクゴレン」とは、パクチーとインドネシア風チャーハンである「ナシゴレン」を組み合わせた造語だそう。

まさに、“パクチーまみれ”! 「爆裂パクゴレン」(830円)。小盛パクチー(200円)や大盛パクチー(400円)でパクチー増量も可能。

 こちらは、2015年12月に東京・有楽町にオープンした「オリエンタルマーケット 猛烈食堂」の看板メニュー。

 「昨今はアジア料理の人気が定着しつつあり、パクチー人気は顕著ですし、パクチー女子会などのイベントが増えていることを受け、当店でも、パクチーを使った面白くて新しい料理を作ることをコンセプトの1つにしています」と同店を運営する甲羅PR企画WEB戦略室の岡本愛さんは話す。メニューの約半分の料理にパクチーが入っているという。

 パクチーは料理だけにとどまらない。「パクチーモヒート」や「パクチーサワー」などのパクチーを使ったアルコールドリンクにも人気が高まっている。パクチーをざっくりとグラスに入れた、見た目に爽やかなドリンクだ。

グラスいっぱいに詰め込まれたパクチーが涼やか。「パクチーモヒート」(700円)。

 このドリンクを提供しているのは、2015年11月にオープンした東京・三軒茶屋の「亜細亜的バル シンチャオ」。同店もパクチーを使った料理がウリで、冬限定のパクチー鍋をはじめ、パクチーを使ったメニューを約15種類そろえている。

 パクチーを自宅でも楽しみたい――という人には、パクチー風味のスナック菓子もある。湖池屋が昨年12月に発売した「エキゾチップス パクチードレッシング味」がそれ。

「エキゾチップス パクチードレッシング味」(オープン価格)。

 熱狂的なファンがいる一方で苦手な人も多いパクチー。「パクチー初心者の方にもチャレンジしやすい味わいに仕上げました。パクチーの魅惑的な世界へとつながる扉を開くきっかけになれたら」と湖池屋マーケティング部第1課の林絹子さん。

 実際に食べてみると、魚醤(ナンプラー)のうまみや赤唐辛子の辛味、そしてドレッシング由来の酸味など、複雑な味のバランスが最高。パクチーの風味は後味にほんのり感じるが、目立ちすぎていないので、パクチーが苦手な人もパクパク食べていた。エスニック感たっぷりでハマる味だ。