ここ数年、世界各国の人気メキシコ料理店が都内に続々とオープンし、スーパーでもサルサソースなどの食材が販売されるなど、メキシカンブームが到来している。そんな中、日本人になじみ深いイタリアンやハワイアンとともに、メキシコ料理が味わえる専門店も誕生している。さらに、既存のファストフードとは一線を画したプレミアム感を売りにするメキシカンも登場。エスニックに続くブームの予感漂うメキシカンの最前線を紹介する。

メキシカンとイタリアンの両方を楽しめる「メックスイタリアン」

 メキシコ料理といえば、タコスを思い浮かべる方が多いのではないだろうか。タコスはトルティーヤという、トウモロコシの粉を薄くのばして焼いた生地でできている。このトルティーヤでチーズや肉、野菜などを包んで焼いた料理が「ケサディア」だ。日本ではまだあまり知られていないが、メキシコの代表的な家庭料理のひとつ。多彩な食材を一度にとることができ栄養バランスがよいので働く女性におすすめだ。

クラフトビア×メックスイタリアン クラフトマンの「茄子とトマトのケサディア」(1380円)

 また、世界第一位のアボカド生産量を誇るメキシコでは、アボカドを使った料理が多い。その中でもよく食べられるのが、「ワカモレ」だ。アボカドの皮をむいてつぶし、レモンやライム、スパイスなどで味付けをしたサルサの一種。タコスやナチョス(トルティーヤチップス)だけでなく、パンやピザも合う。サラダの代わりに肉料理の添えものにも使われる万能ディップだ。さらに、アボカドは、抗酸化作用の高いビタミンEが豊富。美肌をつくる食材として注目されている点も女性にうれしい。

クラフトビア×メックスイタリアン クラフトマンの「ナチョスワカモレとサルサソース」(780円)

 これらの料理が食べられるのは、3月24日(木)に横浜駅近くにオープンの「クラフトビア×メックスイタリアン クラフトマン」。同店が展開しているのは、スパイシーなメキシカンと日本人になじみのあるイタリアンをフュージョンさせた「メックスイタリアン(Mex-Italian)」だ。

 同店代表の千倫義さんは、学生時代を米国・サンディエゴで過ごし、「カリフォルニア時代に触れたクラフトビア・レストラン文化を横浜に再現したい」という想いから同店をオープンした。ケサディアやワカモレなどの代表的なメキシコ料理に、職人仕込みの焼きたてクラフトピザやサラダなどイタリアンの要素も加えた、豊富なメニューを取り揃えている。

 メキシコはビール大国としても知られるが、濃厚なメキシコ料理にはビールがぴったり! 同店では世界中から集めた150種類以上のクラフトビールをはじめ、ワインやカクテルも充実している。さまざまなアルコールと料理の組み合わせを楽しむのもおすすめだ。

女性に人気のハワイアンとのコラボ! 「ハイメックス(Hi-Mex)」

 アサイーやロコモコ、パンケーキなど、ハワイアンも近年ブームとなっている。そんな女性に人気のハワイアンと共にメキシカンを楽しめるのが、「ハイメックス」だ。この「ハイメックス」をコンセプトにした「アロハアミーゴ池袋」では、ハワイアンとメキシカン両方の魅力を存分に味わうことができる。

 代表メニューは、ハワイの名物料理「テキーラ・ライム・フリフリチキン」。「店内のロースターで回転させながらじっくりと焼きあげるので、皮はパリッと香ばしく中はしっとりジューシーなのが特長です」と同店広報担当の大城加奈さんは話す。余分な脂を落としてあるため、ヘルシーなのもうれしい。

アロハアミーゴ池袋の「テキーラ・ライム・フリフリチキン」(HALF 980円/FULL 1860円)

 同店ではメキシカンスイーツもおすすめ。スパイシーなイメージの強いメキシコ料理だが、チーズや鶏肉などの具材をトルティーヤで巻いて揚げた「チミチャンガ」というメキシコ料理をベースに、具材をバナナとクリームに変えてデザート風にアレンジした「バナナシナモン・チミチャンガ」が食べられる。トルティーヤとバナナシナモンの香ばしさで、リフレッシュできること間違いなし!

アロハアミーゴ池袋の「バナナシナモン・チミチャンガ」(750円)

 さらに、3月4日(金)に横浜の「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」にオープンした同店のフードスタンドでは、このチミチャンガに加えタコライスやチリドッグなどの軽食を気軽に楽しむことができる。美しい海を眺めながら、いつもと一味違うランチを味わえば心もリフレッシュできるはずだ。

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