こんにちは。毎週「お見合いおじさんは見た! 」のコラムをお届けしているライターの大宮です。最近、「お見合いなんだから四の五の言わずに付き合って結婚しなよ」などと乱暴なことを言うのは控えています。でも、5人に1人ぐらいは「この人ならデートしたい」と思える異性がいるのが普通ではないでしょうか。「今日から出会う異性のうち、5人に1人は運命の人」だと思えば、気持ちが明るくなりますよ。付き合ったり結婚したりして、どうしても価値観が合わなかったらお別れすればいいのですから。

 我がオネット(大宮ネットワーク)会員をはじめ、恋愛・結婚願望のある独身者を観察していると、「慎重かつ贅沢になりすぎていて相手を選び切れない」という心境が散見されます。「告白して断られて傷つくのが怖い」「付き合っても別れることになったら嫌だ」「もっといい人がいるかも」などの気持ちが先行してしまい、一歩を踏み出せない人が多いのです。

 現在の自分とその行動範囲が「リアルな自分」なのだと認識し、今から3カ月以内に出会う人の中から相手を選ぶ。自分にふさわしい相手はそれ以上でも以下でもない、ぐらいの姿勢がちょうどいいのだと僕は思います。少し行動をすれば3か月で5人の独身異性とは出会えますよね。その5人があなたの現実なのです。

 すみません、ちょっと抽象的かつ強迫的なアドバイスになってしまいました。具体的な手助けをしましょう。本連載を熱心に読んでくれているという女性編集者(20代後半、独身)にお願いし、我がオネット男性会員との合コンをセッティングしてもらうことにしました。僕も幹事として参加するので、ちょうど5対5。彼らはこの5人の中から「お付き合いしてみたい女性」を選ぶことができるのでしょうか。

 ある土曜日の夜。新宿の居酒屋で1次会が始まりました。北沢弘一さん(仮名、43歳)は東北地方から、緒川純一さん(仮名、35歳)は愛知県からの「出張合コン」ですよ。男性陣は集合時間通りにお店に到着。意気込みと真面目さが感じられます。

 女性たちは20~30分遅れで順次やって来てくれました。幹事の女性編集者とPR会社勤務の女性2人は20代後半、役員秘書とフリーライター(僕と同業ですね)の女性はアラフォーだと推察しました。いずれも明るく感じ良い美人です。幹事のSさん、どうもありがとう! グッドジョブ!