こんにちは。「ワークルールとお金の話」の社会保険労務士 佐佐木由美子です。「紹介予定派遣」から、正社員になることが決まった祥子さん。労働条件がどう変わるのか、ちょっと気になることがあるといいますが…。

紹介予定派遣とは?

 転職をする際、自分と合った職場かどうか、会社の雰囲気や仕事内容を確認できたら…と、誰しも思うのではないでしょうか。その希望に応えてくれるのが、「紹介予定派遣」というワークスタイルです。

 紹介予定派遣とは、派遣先に直接雇用されることを前提として一定期間派遣スタッフとして働き、企業側と本人が合意した場合に社員として採用される派遣スタイルをいいます。事前に業務を体験できるという点で、「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐことができるのは働き手にとってのメリットのひとつ。「失敗のない転職がしたい」「お試しで働いて相性をみたい」という方には適した働き方といえるでしょう。

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 派遣期間は、最大で6カ月まで。平均すると3カ月程度に設定されている場合が多く、「いつになったら、社員になれるのだろう…」という漠然とした不安を抱く心配はありません。また、派遣会社からのサポートを受けられるため、転職が初めての場合も心強いといえるでしょう。

 この紹介予定派遣では、通常の派遣では禁止されている事前面接が認められています。直接雇用を前提としている働き方のため、企業側も慎重に選考をします。そのため、通常の派遣と比べ、紹介予定派遣として仕事を始めるのは、少しハードルが高くなるといえます。