「プロ意識」をもって働くことが、その先の未来につながる

プロに通じる道

　プロ意識をもって仕事をしていても、完璧な人間などいませんから、時にはミスをすることもあります。まして、注意散漫に仕事をしていたら、ミスも多くなるでしょう。

　そうしたとき、「二度と同じような失敗をしないために、どうしたらよいか？」を真剣に対応策を考え、アクションできるかどうか。これがプロに通じる道の一歩といえるかもしれません。

　次のアクションにつなげられる人は、一見するとミスに思えても、別の見方をすれば、経験を積んで確実に成長している、といえます。

　意識が低ければ、他力本願で「誰かが何とかしてくれるだろう」「大した問題ではないだろう」と受け流してしまい、本当の意味で成長につながりません。

　社会に出ると、いつもフォローしてくれる人が周りにいるわけではありません。そういう点からいえば、プロ意識を持って仕事をしている人は、精神的に自立した（しようとしている）人といえるでしょう。

　これから女性が社会で活躍するために、一人ひとりがプロ意識をもって働くことが、よりいっそう求められる時代になります。

　ひとついうなら、「女性らしさ」を大切にすることと、「女の子」に甘んじていることは、全く次元が違う、ということ。ここを誤解してはいけません。

　今どのような立場で仕事をしていても、自分次第でプロ意識をもって働くことはできます。同じ仕事を長く続けているから、プロになれるわけではありません。

　プロ意識をもって働く、その日々の積み重ねが、未来につながっていくのです。

写真＝isDesign（PIXTA）