こんにちは、「ワークルールとお金の話」の佐佐木由美子です。秋も深まり、冬の足音も聞こえてきましたね。外出するのが少し億劫になるこの季節。ぜひ、ご自宅やカフェなどで読書を楽しんでみてはいかがでしょうか? 今回は、私が最近読んだ「おすすめの本」をご紹介します。キャリアに悩む方や、社会保障について知りたいという方へ薦めたい良書をピックアップしました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

キャリアに悩む女性の背中を押してくれる1冊

「フランス女性の働き方 仕事と人生を楽しむコツ」 ミレイユ・ジュリアーノ著

【おすすめする理由】

 著者は、仏ヴーヴ・クリコの米国現地法人クリコ社で社長兼CEOを務めたキャリアを持つビジネス・ウーマン。豊富な人生経験を重ねた著者の言葉は、キャリアに悩む女性の背中を後押ししてくれます。20~30代の若手ばかりでなく、40代以降のベテラン世代の働く女性に向けても幅広く書かれていて、その時々で違った読み方ができるだろうと思います。

【私の感想】

 女性がビジネスをうまく乗り越える上で参考になるたくさんの知恵が彼女なりの言葉で書かれています。「なるほど、そうかも」と共感する部分もあれば、「これはちょっと違うかな?」と思うところも含め、全体として歯に衣着せぬ物言いが小気味よい読後感。フランスでは自営業でない限り、6週間の休暇は譲れない権利とされており、休暇を楽しむことの大切さやワーク・ライフ・バランスを保つコツなども。ネゴシエーション・スキルやコミュニケーション術、リーダーシップから服装、身のこなし方まで、フランス流の極意がキャッチアップできます。

【こんな方に読んでほしい!】

 「キャリアを高めたい」「仕事の壁にぶつかっている」「キャリア・チェンジを考えている」「自分らしく働きたい」……など考えている働く女性におすすめ。

「キャリアを高めたい」「自分らしく働きたい」――。悩みを抱えたら、本を読んでみるのもおすすめです (C)PIXTA

「お金と経済」のシステムが分かる!

「マネーという名の犬 ~12歳からの『お金』入門」 ボード・シェーファー著

【おすすめする理由】

 12歳の主人公キーラが(言葉が話せる)マネーという名の犬や周囲の大人たちから、「お金と世の中の経済システム」について学ぶストーリー。物語の中で語られる何気ないセリフが自然と頭に入ってきて、ワクワクドキドキしながら読み進められます。子どもから大人まで全世界400万人に愛されるベストセラーたるゆえんが、この本を読めば分かります。

【私の感想】

 お金のことを考えるとき、単なるノウハウだけ知っても意味がないことに改めて気付かされました。お金は、自分の目標や夢、働き方などが密接に関わっていること、また広く社会とつながっていることを感じずにはいられません。素直なハートを持つキーラが、賢い大人たちや友人からさまざまな教えを受け、スポンジのように経験や学びを吸収して成長する姿が印象的でした。読みながら、「頑張ってキーラ!」と応援したくなります。

【こんな方に読んでほしい!】

 「お金のことをもっと学ばなければ……」と思いつつ、投資教育などはハードルが高い、と感じている方には、うってつけの入門書といえます。子どもはもちろん、大人が読んでもたくさんの気付きが得られて、お金との付き合い方に関するヒントが満載です。