人生の雨をしのぐ「傘」を持とう―心地よく働くコツ

　第2部では、今回のイベントの会場となった、「ワタベウェディング」の広報担当マネージャー・飯村裕子さんが登場。日経ウーマンオンラインとの共同調査の結果や、その調査結果を一部反映させた、女性目線のすてきな新オフィスを紹介してくれました。

女性比率約70％、創業1964年の「ワタベウェディング」

　「ワタベウェディング」は、創業1964年の老舗企業。「海外で挙式をする」という考えが珍しかった1970年代に、どこよりも早くハワイに進出。以来、海外リゾートウエディング事業を中心に、国内でのリゾートウエディングや衣装事業、映像・写真事業などを手掛けている会社です。

「ワタベウェディング」の広報担当マネージャー・飯村裕子さん

　「弊社のこれまでの挙式取扱組数は、60万組以上。取扱挙式会場数は、約17カ国200会場です。女性の幸せをサポートする会社ということもあり、社内の女性比率は約70％、女性管理職の比率は48.1％、ママ社員の割合は22％と、たくさんの女性が活躍しています」（飯村さん）

　そして同社は、東京オフィスの移転に伴い、「女性にとって快適なオフィス環境」を追求。日経ウーマンオンラインと共同で、「働く女性のオフィス環境に関する調査」を実施し、この調査結果を反映させたオフィスを完成させました。

調査結果を反映させて、女性目線のオフィスに

　ではまず、この共同調査では、どのようなことが明らかになったのでしょうか。飯村さんが解説してくれました。

　「働く女性がオフィスに求めるものは、1位が『衛生的な環境』、2位が『仕事がはかどるレイアウトや設備』、3位が『休憩スペースの充実』という結果になりました。また、オフィスにコレがあったらうれしいと思うものの1位は、『座り心地のいいデスクチェア」、2位は『一人になれる作業スペース』、3位は『加湿器』という結果に。デザインについては、植栽が適度に配置されていて、木のぬくもりを感じるナチュラルなデザインが一番人気。オフィス全体のカラーについては、白やベージュなどの優しく温かみがある色が、最も人気が高いことが分かりました」（飯村さん）

　これらの結果を受けて、「ワタベウェディング」では、下記のような点を新オフィスに反映。「リゾートウェディングをテーマとした、女性目線を取り入れたフォトジェニックオフィス」というコンセプトで、すてきな空間をつくり上げました。