4. 朝一番にメールをチェックしない

 「Nobody Ever Changed the World by Checking Email(受信箱をチェックして世界を変えた人はいない)」と題されたSrinivas Rao(シュリニヴァス・ラオ)の投稿では、モチベーション・コーチのBrian Tracy(ブライアン・トレーシー)のメール術が紹介されています。

[引用]最近のトークで、Brian Traceyは朝一のメールチェックがコカインに少し似ているという説得力ある主張をしていた。メールや、Facebookの投稿が何回「いいね!」されたかを確認するたびに脳内でドーパミンが放出されるが、ドーパミンは中毒性があるため同じ体験がもっとほしくなるのだ。こうして1件のメールから45件のメールを処理することになり、1日の終わりには何も終わっていないという状態になる(*)

 朝一番にメールを処理するというのはよく耳にする習慣ですが、実はこれは1日中メールチェックをすることにつながりやすいのです。こんな事態を防ぐためのTraceyの結論は「午前11時までメールをチェックしないこと。11時までの時間を使ってタスクをひとつ終わらせること」というものです。

[引用]タスクを完了させるとエンドルフィンが放出され、その後集中力が高いフローの状態で仕事ができる。これは、メールをチェックする際に放出されるドーパミンと同じくらい中毒性があるが、それがメールをチェックすることではなく、「フロー」の状態で仕事を続けることにつながる。

 ここで重要なのは「フロー」の状態を維持することを心がけることです。仕事とは関係ないウェブサイトや動画を観てしまうと集中力が途切れてしまうものです。メールによるストレスを感じていたらぜひ上記のポイントを取り入れてみて下さい。一見些細なことですが、仕事の進み方もストレスのレベルも変わってくるはずです。

文/相磯 展子

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