リーダーがすべき四つのこと

 良いリーダーシップは、リーダー一人の頑張りだけでは成立しません。つまり、相互の歩みよりがあってこそ、良いリーダーシップ、良いチームが生まれるのです。そのために重要なのはリーダーからの働きかけです。

 世界的な広告代理店Interpublic Groupでリーダー育成プログラムのディレクターを務めるAnne Benedict(アン・ベネディクト)は、リーダーがすべき四つのことを上げています。(*)

1. フィードバック
[引用]これはいい、これは良くないと伝えるだけでなく、評価の裏にある理由も伝えよう。

2. 実績を認める
[引用]良いリーダーは才能を伸ばし、周囲がいる中でメンバーを褒めたり、評価したりすることを恐れない。自信のないリーダーは実績を自分のものにしてしまう。

3. リスクを取ることや失敗はある程度許容する
[引用]リーダーはリスクを取ることはサポートすべきだが、度重なる失敗や、十分とは言えない仕事の仕方までは許容してはいけない。

4. チームメンバーのモチベーションや野心を知っておく
[引用]最も才能のある部下がどんな野心やモチベーションがあるかを知っておこう。《中略》新しいプロジェクト、仕事の担当、クライアント、メディア、環境、チームなど、彼らが成長したり、新しい視点を得られる方法を見つけよう。

 いかがでしたか? リーダーの地位にいる人も、リーダーの下で働いている人もリーダーシップのあるべき姿が少し見えたのではないでしょうか? リーダーは「手放す」器量を持つことも必要なのかもしれません。

文/相磯展子

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