3. 「無理」と思ったら潔く断る

 周囲からの承認を求めがちな人は、「ノー」が言えません。なぜ言えないかと言うと、「断ると自分の評価が下がる」と思っているからです。しかし、これは大きな勘違いです。

 はっきり断ることで、相手の気持ちを害さないで済む状況もあります。あなたがどっちつかずでいると、かえって相手を苛立たせてしまうこともあるでしょう。自分の立場をフランクに伝えること(くれぐれも攻撃的になったり、自分を卑下しすぎないこと)で相手もそれを受け止めやすくなり、相手は次へ移ることが容易になります。

 カリフォルニア大学バークレー校Greater Good Science Centerのシニアー・フェローである社会学者、ハピネス・エキスパートのChristine Carter(クリスティーン・カーター)が紹介するお願いを断るための21の方法からいくつかピックアップしました。(*)参考にしてみてください。

[引用]
その人だから断っているわけではないことを伝える:「ご依頼頂きありがとうございます。本の執筆中は、インタビューを受けないようにしているんです」。

シンプルに「ノー」:「ありがとう。でも今回はパスします~」(言った後は余計なことは言わない)。

他の人を理由にする:「ワークライフバランスを改善中で、コーチ(セラピスト、夫等)とこれ以上プロジェクトは引き受けないという約束をしているんです」。

境界を引く:「どこで協力できるか考えてお伝えします」と伝えてから、自分が納得して引き受けられる仕事量を決める。

何も言わない:すべての要望に答える必要があるわけではない。依頼を無視することは失礼だと感じるかもしれないが、場合によっては双方がお互いのメンツを保つ方法だったりする。