まさかの自宅謹慎処分
番組の企画がきっかけで福岡のテレビ局と事務所との間に行き違いが起こり、そのトラブルに巻き込まれて大吉さんが1年間の自宅謹慎を余儀なくされてしまったのです。
福岡ではそれなりの人気を得ていたのに、一気に仕事ゼロの生活へと突き落とされてしまいました。
大吉さんは、生活費を稼ぐためにレンタルビデオ店でのアルバイトを続けながら、復帰に備えていました。
ある日、深夜にテレビを点けると、相方の華丸さんが後輩芸人たちと一緒にバラエティ番組に出ている姿が見えました。
そのとき、大吉さんは自分が華丸さんと一緒にその場にいないことにもどかしさを感じました。
そこでは華丸さんの面白さが十分に引き出されていないと思ったのです。自分だったらこういう話を振って、こういうところに気を付けるのに、という気持ちがわき上がってきました。
この謹慎期間を経て、大吉さんは相方の魅力を引き出すためのネタ作りのやり方を身につけました。そして、コンビとしての評価もさらに高まっていったのです。