ただいま人気急上昇中の個性派女芸人・ゆりやんレトリィバァさん。あの一度見たら忘れられないかわいらしい動きと声に、夢中になる人が続出しています。そこで日経ウーマンオンラインでは、今年27歳になるゆりやんさんから、新社会人へメッセージを送ってもらいました。女芸人の恋愛事情や、気になるライバルについても伺いました。

・前編 ゆりやんレトリィバァ いじめの「先」にあったもの
・後編 ゆりやんレトリィバァに聞いた 女芸人たちの恋愛事情(この記事)

後輩への嫉妬の乗り越え方

27歳・お笑い芸人。ゆりやんから新社会人に贈る言葉
27歳・お笑い芸人。ゆりやんから新社会人に贈る言葉

 私は、2つ年上の姉が一人いて、自分が妹だったから、今でも年下の人とどう接したらいいか分からへんみたいなところがあるんです。

 1年目のときには劇場でも周りがみんな先輩ばかりで、「みんなの妹」みたいな存在だったんですね。でも、1年たったら、後輩のハチロク(8.6秒バズーカー)が急にめっちゃ売れて。大阪の若手といえば誰がおるっていうときに、今までは「ゆりやん」って言ってもらっていたのに、それが一気に「ハチロク」って言われるようになったので、すごい悲しかったですね。自分がずっと一番下でかわいがられる存在でいたかったのに、って。

 だからそのときはめっちゃジェラシーを感じていました。ハチロクが悪いとかじゃなくて、自分が勝手に思っていただけなんですけどね。

ハチロクにブルゾンちえみ…ライバルの存在について

「私は私だし、って思えるようになって」
「私は私だし、って思えるようになって」

 でも、その後で考えを変えたんです。

 私は私だし、って思えるようになって。そもそも後輩のことをそうやって妬むこと自体があんまりよくないなあと。本当に優しい先輩ばかりなので「なんで自分ばっかり後輩にキーッとなってんねやろ?」って恥ずかしくなってきたっていうのもあります。

 最近だと、ブルゾンちえみちゃんのことも、最初は意識していたんですけど、ドラマにも出るようになったりして、意識する範囲にいなくなりましたね。

 先輩にも言われたんですけど、ライバルがめっちゃ売れてても私の仕事が減るわけではないし、その人がどんなに売れなくなっても、自分が頑張らなかったら仕事は無くなるだけ。「他人のことは関係ないから気にせんでいい」って言っていただいたんですよね。それは本当にそうやなあと。