みなさんは、くりぃむしちゅーの有田さんは好きですか? 「どちらかと言うと好きかな……」という、微妙な解答の方が多いのではないでしょうか。あんなにテレビに出ている売れっ子なのに、嫌いな人もいないし、大ファン!という人もそんなにいないかもしれません――。その不思議な魅力について、お笑い評論家のラリー遠田さんがこう分析します。
ひょうひょうとしていて、かくれモテ男の有田さん
7月からTBS系で放送されるドラマ「わにとかげぎす」で、くりぃむしちゅーの有田哲平さんが主演を務めることが発表されました。
このドラマのプロデューサーである峠田浩さんは、昨年大ヒットした「逃げるは恥だが役に立つ」も手掛けている人物。
有田さんの持っている「純粋さ」がこの物語の主人公のイメージにふさわしいと考えたそうです。
有田さんは、数々のレギュラー番組を持ち、長年にわたってテレビで活躍している売れっ子芸人です。
ただ、そのキャラクターはどこかひょうひょうとしていて、つかみどころがないようなイメージもあります。
コンビで出ているときには、相方の上田晋也さんが進行を担当して力強く場を仕切っていることが多く、有田さんはその陰に隠れて要所要所でボケを発するだけであるため、どちらかというと地味な印象すらあるかもしれません。
しかし、最近では、有田さんが自分のやりたい笑いを突き詰めているような番組も深夜枠を中心に増えてきていて、徐々に有田さんの芸人としての個性が評価されるようになってきています。
過去に有名な女性タレントと噂になったことも何度かあり、昨年末には一般人女性との結婚を発表した「隠れモテ男」でもある有田さん。
ここではそんな彼の笑いに対するスタンスを分析してみたいと思います。