一度見たら忘れられない、個性的なコンビ・尼神インター。ヤンキーのような渚さんと、「磨けば光らないこともなさそうなのに、ちゃんと磨かれていない」という状態をキープしている誠子さん。ブレーク真っ最中の二人の魅力を、お笑い評論家のラリー遠田さんが解説します。

尼神インター。誠子さん(左)と渚さん(右) 写真/吉本興業

 バラエティー番組では、女性芸人が容姿をネタにされることがよくあります。ハリセンボンの近藤春菜さんがその特徴的な外見を「角野卓造」「シュレック」「マイケル・ムーア」などに例えられて、「角野卓造じゃねえよ!」と切り返す場面を目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。春菜さんのように、独特の外見と明るいキャラクターのおかげで、「美人orブス」という二元論を超えたフィールドで戦うことができている人が増えています。

 一方で、一昔前と比べると、女性芸人がテレビの中で露骨な「ブスいじり」を受ける機会は減っているのではないかと思います。セクハラに対する意識も高まっている現代では、「ブスいじり」に対する視聴者の反発も強く、女性芸人を安易に「ブス」として扱って笑いを取ることはタブーになりつつあります。

 でも、そんなタブーを軽々と乗り越えて活躍しているように見えるのが、尼神インターの誠子さんです。