逆風を受けても前に進めるのはなぜ?

 コツコツと活動を続けて熱心なファンを少しずつ増やしている西野さんにとって、アンチの存在は恐れるべきものではないのです。むしろ、嫌われれば嫌われるほど、西野さんのことがネット上で取り上げられ、話題になって注目されるという効果もあります。ある意味では、熱心なアンチは熱心なファンと同じなのです。

 西野さんは、例え話として「ヨット」を持ち出すことがあります。海に浮かぶヨットは、たとえ逆風を受けても、帆の張り方次第で前に進むことができます。しかし、無風状態ではどこにも進めません。「嫌われる」という逆風は、彼にとって恐れるべきことではありません。その風をどう生かして前に進んでいくかを考えていけばいいからです。

 他人の意見や評価に振り回されず、自信を持って自分の道を進んでいけばいい。西野さんの生き方からそんなことが学べるのではないでしょうか。

文/ラリー遠田

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