生まれ育った土地にUターンしたり、大都市から縁の薄い地方へIターンしたりと、今、移住を選択する女性たちが増えています。自分に合う土地を見つけ、移り住んで「地元=LOCO」にしていく──それが「LOCOガール」スタイル。そんな暮らし方を望むプレLOCOガールたちがLOCOハンツアーの第3回として、大分県日田市に行ってみました。

豊かな自然と利便性が両立し、潤いのある暮らしが実現

 今回のLOCOハン参加にあたり「かなりの激務で、生きるために働いているのか、働くために生きているのかわからなくなった」「地方から東京に出てきたが、やっぱり地方に戻りたい」といった動機を語ったプレLOCOガールたち。都会の生活に疲れ気味だったり、地方暮らしに関心があったりという彼女たちを迎えてくれたのは、豊かな水の郷として知られる大分県日田市だ。福岡空港から1時間ほどで到着すると、さっそくLOCOハンを開始。オリエンテーションをはじめ、下駄作りなどの伝統工芸体験、小鹿田焼の里や豆田町散策、女子会などを通じて日田市ならではの魅力を体感した。

 移住をサポートする日田市担当者によるオリエンテーションでは、“空き家バンク”や“お試し暮らし”など移住応援施策を紹介。「家賃が安い!」と驚きの声があがった。「仕事が気になる」という不安には、日田市による女性・若者の起業支援や、求職者&移住希望者への市内企業合同の就職説明会、さらに、良質な水を求めて大手の飲料・酒造メーカーが進出している事例などを提示。プレLOCOガールからは「移住へのサポートが具体的にイメージできてハードルが下がった」「子育てや女性支援の体制が整っていて心強い」との声が。また、先輩LOCOガールとの女子会はリアルな「日田暮らし」を知る機会となった。


 今回のLOCOハンによって、「盆地の日田は陸の孤島なのではと思っていたが、福岡もすぐ近くのためか人々が活発に動いているなと感じた」「日田の食に感動! 新鮮で安全な食材が揃うので料理好きにはたまらない。自然と市街地の距離が近く豊かに暮らせそう」「知らないうちに玄関に野菜が置いてあると聞いてびっくり。子育てにはいい環境だと思う」「出会う人が皆あたたかく、日田のことを本気で考えていることが伝わり、自分も一緒に何かしたくなった」「今まで雇用されるという考え方しかなかったが、女子会で先輩に“やりたいことを日田でやってみるのもアリだと思う”と励まされた」と、多くの刺激を受けたプレLOCOガールたち。自分の「今」を見つめるきっかけにもなったようだ。