ツアーで見つけた府中市のLOCO力ポイント
その(1)――女性の就労から子育てまで全面バックアップ!

 元日経WOMAN編集長で現在日経BPヒット総合研究所長を務める麓幸子が見た、府中市の魅力は上記の3つ。製造業を中心に産業が発達し、先進技術で業界をリードする企業が数多く、多様な雇用を創出している。女性の就労も促進され、共働きが多いために子育て支援が充実。東京まで飛行機で70分と交通至便で、住みやすいのも魅力だ。

ツアーで見つけた府中市のLOCO力ポイント
その(2)――町を盛り上げる活力に! 多方面で女性パワー発揮中

 パワフルに活躍する女性が多数! それが府中の大きな特徴のひとつだ。本業のかたわら、木工のまちならではの「木育」の旗振り役となったり、経営する牧場を酪農教育ファームとして開放したりと、独自の活動で町を活気づけている女性が多い。府中市としても、子育て支援ほか、女性が起業する場合の助成や、市内企業の経営者に向け、女性の活躍推進を啓発するセミナーを開催するなど、女性が輝くための取り組みを行っている。

木育プロジェクト
祖父が営んでいた「平地呉服店」を拠点に、府中の魅力を発信するNPO法人「府中ノアンテナ」の活動を行うグラフィックデザイナーの水主川緑さん。乳幼児から木に触れ、感性豊かに育てる「木育」に着眼し、市と連携して、子どもたちが木のおもちゃで自由に遊ぶフェスティバルや、机作り体験などを開催している。「府中市では木のおもちゃを赤ちゃんに贈る事業もスタート。木育が広がっています」(水主川さん)
酪農教育ファーム
緑豊かな「池田牧場」でプレLOCOガールはバター作りを体験。搾りたての生乳を入れたペットボトルを振り続けてできたのは、ほんの少しのバター。「実は、なぜバターが高価なのかを知る体験です」と明かすのは、子育てをしながら両親から受け注いだ牧場を切り盛りする小川香奈さん。酪農を通じて「食や命の大切さ」を学ぶ酪農教育ファームの認証を受け、小中学生に体験授業を実施。酪農の実習生も受け入れている