この連載では、美術館や博物館に併設されたミュージアムショップを紹介。美術館のコンセプトや展示物にまつわる書籍や資料、オリジナルグッズやコラボグッズ、ギフトに最適なグッズも見つかります。知的好奇心をくすぐられることもしばしば。第23回は、国立国際美術館のミュージアムショップを訪問しました。

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高松次郎の「影」をぐるりと囲い込むショップ

 大阪・中之島にある国立国際美術館。ガラス張りの明るいエントランスロビーを抜けて地下1階に降りていくと、高松次郎の作品「影」(1977年)がそびえ立ち、その横をぐるりと取り囲むような形で展開しているのが本館のミュージアムショップです。

高松次郎の「影」が引き立つ。

 ナチュラルな什器に並べられた、書籍やステーショナリー、アートグッズの数々。その中でひときわ目立つのが、高さ50センチのソフトビニール製「太陽の塔」モデル。その周りには、作者である岡本太郎や万博に関連した書籍やTシャツなども陳列されています。

 「2004年にこちらへ移転するまで、国立国際美術館は吹田市の万博記念公園にありました。そのため万博公園との関わりが強く、岡本太郎コーナーは常に充実させています」

ショップ店長・大利聖子さん

 そう話してくださったのは、ショップの店長・大利聖子さん。フロア中央には、そのとき開催されている展覧会に合わせた書籍やグッズをチョイス。取材にお邪魔したときは、ちょうど「クレオパトラとエジプトの王妃展」が開催中だったため(2015年12月27日まで)、それに関連したマグカップや指人形、大英博物館の所蔵品を模したフィギュアなどが置かれていました。

 「並べた商品を、楽しそうに選んでいらっしゃるお客様を拝見するときが一番嬉しいですね。テーマに沿って、関連付けて置いてある商品を手に取り、ご購入いただけたときに『やった!』って思います(笑)。パッと見はお気づきにならないかもしれませんが、さりげなく動線や陳列を工夫しているので、それがうまく行ったときにもやり甲斐を感じます」(大利さん)

 客層は幅広く、全体的に多いのは年配の女性。ただし、「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」(2015年7月25日~9月23日)のような、気鋭の写真家を取り上げたときには20~30代の来館者がグッと増えたそう。関西以外や海外から訪れた人も多かったようです。

 「ここ最近は、外国から訪れるお客様が非常に多くなってきたので、『和』のテイストを持った商品も置くようにしました。そういったものよく売れています」と大利さん。

 名画をモチーフにした「ぬり絵」や、動物をモチーフにしたカードゲーム「コネクト」などは、子供だけでなく大人も楽しめそう。家でのんびりしながら、アートグッズを楽しんでみてはいかがでしょうか?

※ミュージアムショップの利用には、美術館のチケットは不要です。