冬のファッションをスマートに見せるワザ第2弾! 先週記事・冬の重い装いが軽くなる、パッと華やぐ「差し色ワザ」に続き、今回は「バッグの斜め掛けワザ」を紹介します。取り入れやすいシンプルなワザですので、ぜひ参考にしてください。解説はファッション・ジャーナリストの宮田理江さんです。

 世界のおしゃれ上手がバッグの斜めがけに夢中だ。幼いイメージのある斜め掛けだが、上手に取り入れると、バッグを装いの主役に位置づけられる。もたついて映りやすい冬ルックを斜めに横切るから、着ぶくれを抑え込むのに加え、ダイナミックな動きを呼び込んでくれる。両手も自由になり、行動力もアップ。着こなしを助ける斜めがけアレンジのコツをお手本コーディネートからつかんで。

立体感で普段着ルックを格上げ

 斜め掛けするバッグは身体の脇に収めるのが一般的だが、今のポジションはもっと正面寄り。わざと身頃にかぶせて出っ張らせると、ボディーラインが細く映る。

 この場合に選びたいのは、少し厚みのあるバッグ。立体感が出て、主張が強まる。ゴールドチェーン付きのタイプなら、コーデ全体を格上げしてくれる。ダメージドジーンズを生かしたメンズライクなカジュアルルックにも上品ムードをオン。普段着ルックにエレガントバッグといった風に、雰囲気も「食い違い」で遊びたい。