トレンド6◆「ダイナミックストライプ」

J.Crew 2017春夏NYコレクション
J.Crew 2017春夏NYコレクション
J.Crew 2017春夏NYコレクション
J.Crew 2017春夏NYコレクション
J.Crew 2017春夏NYコレクション
J.Crew 2017春夏NYコレクション
J.Crew 2017春夏NYコレクション
J.Crew 2017春夏NYコレクション

 春夏のおしゃれを彩るのは、涼やかなストライプ(縦縞)柄。この春夏はおなじみのマリントーンに加え、太めやマルチカラーが台頭。横に走るボーダー柄とのミックスも楽観ムードを印象づける。ボーダートップス×ストライプスカートの「柄on柄」コーデが着姿にリズミカルに弾ませる。斜めに配したラッフルが流れ落ちるようなスカートの細かいストライプがさざ波のように揺らめく。1本1本の筋が割と太めのストライプを走らせたワンピースはシャープな着映え。タイトな「I」ラインのシルエットになじむ。ウエストを締めた紐も垂らして細感を強調している。

 カジュアルルックのイメージが強いボーダー柄だが、きちんと感や大人っぽさを帯びたスタイリングが提案されている。白シャツの上からボーダー柄カットソーを重ねてクリーンな雰囲気に。ボーダーの色を変えたロングスカートと組み合わせて、静かなトーンの「ボーダーonボーダー」に仕上げた。色数を増やしてマルチカラーのボーダーを選べば、エナジーをまとえる。ジャケットを羽織れば、さらに出番が広がる。細ストライプで彩ったブラウスには、太ストライプのパンツを合わせ、上下で「細太」ミックス。ストライプ柄特有のすっきりムードに、シャツやジャケットで品格を乗せるアレンジが広がる気配だ。

型にはまらずに、常識から半歩踏み出してみよう

 2017年春夏ファッションの6大トレンドキーワードに共通するのはポジティブな飾り気だ。今までの型にはまった着方やマンネリ気味のスタイリングからちょっと踏み出す勇気がセルフイメージを書き換える。やりすぎを避けながらも、常識から半歩踏み出すリスクテークがこの春夏のおしゃれに若々しさと華やぎを迎え入れてくれるはずだ。

文/宮田理江 画像協力/ブランドニュースJ.CrewSea New York