フラットシューズ
ソールが薄くて平らなフラットシューズは抜群の歩きやすさ。気取らない見え具合は服との相性を選ばない。「NICKEL(ニッケル)」はストラップに施されたチェーンが足をまばゆく彩る。イージーに見えがちなフラットシューズだが、グリッターな輝きとブラックのつややかなレザーがエレガンスをまとわせた。
星形モチーフはこの春夏に脚光を浴びそうな気配。スリッパーサンダルの「DREE(ドリー)」は大小のスターがスエードのアッパーにちりばめられた。さらに、かかとの外側(アウトソール)にも星形をエンボス加工で連ねている。でも、色はブラックだから、シックなたたずまい。くつろいだムードのスリッパーにモードな雰囲気を重ね合わせている。
コンフォータブルシューズ
もともと履き心地に定評のある「ジミー チュウ」だが、快適さの追求はさらに続いている。サマーサンダルの「MARGO(マルゴ)」は低めの4cmブロックヒールがかかとから安心感を伝える。波打つような細いストラップが足の甲を囲んで浮きを抑える。白系のチョークカラーは気品を帯びていて、オフィスルックにも引き合わせやすい。
両サイドを大胆にカットアウトした「ドルセー」スタイルのエスパドリーユ「DREYA(ドレヤ)」は足元をすっきり見せてくれる。ソールはフラットだから、足を緊張感から解放してもらえる。上質なナッパレザーならではのやわらかい肌当たりもうれしい。起伏に富んだシルエットはどの方向からの視線も受け止める「360度ルック」に導く。
デザイン性と履き心地の両方を兼ね備えたジミー チュウ
レッドカーペットで女優たちが「ジミー チュウ」を好んで履くのは、リュクスなデザインと絶妙の履き心地を兼ね備えているから。春の新作はポジティブやグラマラスなどのトレンドをしっかり写し込みながらも、着こなしとなじませやすいトーンに落ち着かせてあり、オンとオフの両方で重宝しそう。手持ちワードローブから別の表情を引き出してくれる着回しサポート効果も期待できるので、新たな出会いが多くなる春に靴を替える意味は大きい。
文/宮田理江 画像協力/JIMMY CHOO
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