Calvin Klein Collection(カルバン・クライン コレクション)
素材の上質感でアッパーな雰囲気をまとわせる提案が増えてきた。最も象徴的なマテリアルはファー。さらに、レザーや希少生地などのリュクス素材をふんだんに用いて、格上の装いに導いている。ゴージャス素材をミックスすることによって、互いの持ち味を一段と際立たせる構成も巧みだ。むやみと豪華に飾り立てるのではなく、襟やサイドなどにポイント使いして品格を寄り添わせる工夫も凝らしている。
素肌を生かしたセンシュアル(官能的)な見せ方も来秋冬の着姿を色めかせる。胸元に切れ込んだ大胆なプランジネックや、脚線美を印象づける深いスリットなどが秋冬ルックを重たく見せない。量感の豊かなアウターと組み合わせて、ボディーラインをすっきり見せるスタイリングも台頭。ベルトの端を余らせて垂らす小技も自然体の着映えに導く。