ベルト使いでカシュクールに変身
シャツを羽織り物ライクに着こなす大技も、アクセサリーを使って組み立てられる。ピンストライプ柄シャツのボタンをいったん全部はずし、カシュクール風に打ち合わせるという、ダイナミックなアレンジだ。
シャツの上からウエストにアクセサリーをベルトのように巻けば、伸びやかな「シャツジャケット」風の装いが出来上がる。シャツの軽さが生きて、ソフトなたたずまいに映る。
ベルト代わりに使ったアクセサリーの余った端は無造作に垂らして、ノンシャランとしたムードに。胸元に小ぶりのネックレスを重ねづけすれば、程よくフェミニンが薫る。
シャツワンピースにウエストマークで縦長感
シャツ特有の「きちんと感」が備わるから、シャツワンピースはシーンを選ばずに着やすい重宝なアイテムだ。出番が多いから、人気も高い。
1枚でまとうのが気になる場合は、シャツワンピースの下にワイドパンツをレイヤードすると、トレンドの「ロング&リーン(細く長い)」シルエットにまとまる。着丈が長めのシャツワンピースなら、落ち感が強く出るから、細長いシルエットを印象づけやすい。
さらに縦長イメージを強めるには、ウエストにアクセサリーを巻いて垂らすのが効果的なアレンジ。巻き方のポイントは、きっちり締めないで、わざと緩めに巻いて、前に垂らす感じでたるませるところ。遊びがある分、ウエストが細く映る。
職人技から生まれたメード・イン・ジャパン「チャンルー ホワイト」
ロサンゼルスを拠点とするジュエリーブランド「チャンルー」は、ベトナム系アメリカ人のデザイナー、チャン・ルー氏が1996年に立ち上げた。ナチュラル感と手仕事テイストが伸びやかな風情を寄り添わせ、世界中で支持を集めている。ベーシックなシャツを中心としたカプセルコレクション「チャンルー ホワイト」も始動。日本の職人たちへのリスペクトから、どのシャツも日本で生産されている。
同じシャツを仕事でもプライベートでも
シャツ人気は衰えを知らず、シルエットや色柄、素材のバリエーションが広がりを見せている。さらに、ジュエリーやアクセサリーを添えることによって、同じシャツでも仕事用とプライベート用で自在に表情を変えられる。「チャンルー」が得意とする、グローバルなカルチャーミックスはこれからのビッグトレンドだけに、ジュエリーミックスでシャツをもっと自分好みに「着せ替え」してみては。
文/宮田理江 画像協力/CHAN LUU