ジャケット、コートでシックな着映えに

ジャケット 7万9000円(税抜) ニット 1万9000円(税抜) パンツ 4万4000円(税抜) ベルト 2万4000円(税抜) SCAPA
ジャケット 7万9000円(税抜) ニット 1万9000円(税抜) パンツ 4万4000円(税抜) ベルト 2万4000円(税抜) SCAPA

 ジャケットとパンツという王道的なスーツルックにも、進化が続いている。一回り大きめをまとう「オーバーサイズ」の定着を受けて、ジャストサイズが鉄則だったスーツにもビッグシルエットが登場。

 ゆったり羽織った上から、ベルトで締めれば、めりはりがつき、細感を引き出せる。質感の異なるレザーがクールな印象を添える。伝統的な上質生地のツイードはオフィスに品格ムードをもたらす。立ったり座ったりが楽なワイドパンツは仕事の能率まで高めてくれそう。

コート 12万円(税抜) ニット 2万4000円(税抜) スカート 4万9000円(税抜) ネックレス 1万3000円(税抜) SCAPA
コート 12万円(税抜) ニット 2万4000円(税抜) スカート 4万9000円(税抜) ネックレス 1万3000円(税抜) SCAPA

 コートとスカートを組み合わせたアンサンブルはシックな着姿に導く。ジャケット代わりにコートを組み込んだような、スーツの別アレンジだ。控えめなチェック柄と上質ウールの風合いで全体のトーンがそろっているので、ハンサムな印象のコーディネートにまとまる。

 リバーシブル仕立てのコートは出番を増やしやすい。スカートより少し着丈の長いコートが縦長イメージを引き出す。室内でコートを脱いでも、パープルのニットが上品なムードを保ってくれる。

50周年を迎えたスキャパが提案する「SUITS YOU」

この秋は着慣れたお仕事服を見直してみませんか
この秋は着慣れたお仕事服を見直してみませんか

 1967年にベルギーのファッション都市、アントワープから始まったスキャパ。ブランド名の「SCAPA」とは、「隠れ家」を意味するバイキング語。創業者の生まれ故郷の地名に由来する。ニットに強みを持ち、上質でタイムレスな装いを得意とする。2018-19年秋冬シーズンのテーマは「SUITS YOU」。伝統的な英国テイストを現代的に磨き上げて新発想のコーディネートを提案している。

 オフィスでの装いは、ちょっと油断すると、すぐにパターン化しがちだ。お約束的な存在のスーツだって、シーズンごとにバージョンアップしている。働きやすさを左右する着心地や、好感を引き寄せるスタイリングにも新提案が続いているから、この秋は着慣れたお仕事服を見直してみては。

文/宮田理江 画像協力/スキャパ