カッチリ見せないミックスコーデ

ピンストライプジャケット6万4000円(税抜) パンツ3万9000円(税抜) ニット5万6000円(税抜) シューズ3万9000円(税抜) Brooks Brothers
ピンストライプジャケット6万4000円(税抜) パンツ3万9000円(税抜) ニット5万6000円(税抜) シューズ3万9000円(税抜) Brooks Brothers

 オフィス服の代名詞的なパンツスーツにもアレンジの余地は大きい。チャコールグレーのスーツに引き合わせたのは、優しいパウダーピンクのニットトップス。マニッシュとフェミニンのミックスは全体をこなれた風情に整えてくれる。スカーフの艶やかなレッドが差し色になって、顔周りを明るく演出。マスキュリンなパンツとエレガントなハイヒールのミックスも、性別にとらわれない「ジェンダーミックス」に整えてくれる。

キャメルジャケット8万9000円(税抜) ニット2万2000円(税抜) パンツ2万円(税抜) スカーフ3万9000円(税抜) ブローチ1万3000円(税抜) シューズ3万9000円(税抜) Brooks Brothers
キャメルジャケット8万9000円(税抜) ニット2万2000円(税抜) パンツ2万円(税抜) スカーフ3万9000円(税抜) ブローチ1万3000円(税抜) シューズ3万9000円(税抜) Brooks Brothers

 オフィスで着るジャケットはダークカラーや地味め色が多くなりがちだが、キャメルのような穏やか色を選べば、柔らかいキャラクターを寄り添わせやすい。テーラードジャケット特有のカッチリした印象を和らげる効果も見込める。深みのあるボルドーカラーのニットトップスと、コーデュロイのパンツで、異素材同士をミックス。襟元にふんわりと添えたスカーフがジャケットコーデに色と柄のアクセントを加え、着姿を華やがせている。

 「ブルックス ブラザーズ」は1818年にNYで創業した。ブレザー、ボタンダウンシャツなどを世に広めたことでも有名だ。2018-19年秋冬コレクションはテーラリングを強調しつつ、女性らしさも取り入れた装いを提案している。200周年を記念した、ブランド初となる展覧会が10月5日~11月30日、文化学園服飾博物館(東京・新宿)で開催される。

スーツやジャケットに一工夫で思い思いの着姿に

トップスにシャツ・ブラウス以外のアイテムを迎えても
トップスにシャツ・ブラウス以外のアイテムを迎えても

 スーツやジャケットはオフィスでのお約束的な装いだが、少しの工夫を加えるだけで、型にはまり過ぎない着姿に仕上げられる。トップスにシャツ・ブラウス以外のアイテムを迎えたり、シルエットや色に特徴を出したジャケットを選んだりといったアレンジで、思い思いの見え具合に整えていこう。

文/宮田理江 画像協力/ブルックス ブラザーズ