落ち着きショートブーツは、大人シックの隠し味
落ち着いた色みのショートブーツは着姿をシックにまとめてくれるから、その分、服で遊べる。ダークトーンに沈みがちな秋冬ルックにうれしい華やかな色使いのウエアを引き立ててくれる。
2018年秋冬には、複数のモチーフを組み合わせる「柄on柄」や、質感の違いを際立たせる「異素材ミックス」などのトレンドが有望。これらを静かに着地させる上でも、シック系ショートブーツはいい仕事をしてくれそうだ。
ジルスチュアートが提案する新レトロスタイル
ニューヨーク発のブランド「ジルスチュアート」は愛らしさと大人っぽさを兼ね備えたテイストに日本でもファンが多い。2018-19年秋冬コレクションでは「MELANCHOLIC RETORO(メランコリック レトロ)」をテーマに据えて、どこか郷愁を帯びたアンニュイな装いを提案している。
ショートブーツは量感が控えめなので、気負ったふうに見えにくく、着こなしにこなれ感が出る。お仕事ルックやきれいめコーデのパンプスを、ショートブーツに履き替えるだけでも、力みを遠ざけた「はずし」にスタイリングに仕上がる。この秋冬はアウターでボリュームを出す着方が盛り上がりそうだが、ショートブーツは足元の引き締め役として着姿にめりはりをもたらしてくれる。ブーツの色次第でムードを操れるから、今回の3パターンを軸に、自分らしいカラーバランスを組み立ててみて。
文/宮田理江 画像協力/JILLSTUART