アウターに身を包んでしまう冬は、装いの変化をどのようにつけるといいのか悩ましい季節です。そこでチャレンジしたいのが、バッグと服のコーディネート。バッグは、色や柄、形やストラップ次第で、アクセントになったり、縦長効果を発揮したり……と何かと頼もしいアイテムなのです。ファッション・ジャーナリストの宮田理江さんに、バッグと服の組み合わせについて、教えていただきました。

ラムスキンファーコート、プリントベルベットジャケット、プリントベルベットパンツ、シルクストール、レザーローファー、MADEMOISELLE LONGCHAMP カーフスキンレザーホーボーバッグ

 アウターが目立つようになる冬はバッグの操り方が重要になってくる。バッグと服のコーディネートに気を配る人は少なくないが、この機会に上手なマッチングの法則を押さえておきたい。日本でもファンの多い、パリの人気ブランド「LONGCHAMP(ロンシャン)」の提案を参考に、バッグと服のコーデ術をおさらいしてみよう。

ポジティブに見せる「柄on柄」

プリントベルベットドレス、シルクストール、レザーブーツ、PENELOPE ARTY カウハイド&ラムスキンレザーハンドバッグ

 無地のバッグを選ぶ人は多いが、カラフルな柄のバッグは装いに彩りを添える。とりわけ、柄物の服と合わせた「柄on柄」のコーデはポジティブ感が強い。細かいプリント模様を散らしたベルベット仕立てのドレスに、同系色のバッグを合わせたから、全体がなじんで映る。バッグの幾何学的モチーフがシャープな印象。あえて持ち手をつかまないで、底を支える「クラッチ」風の持ち方もアクティブな雰囲気を生んでいる。

プリントカーフファージャケット、ウールクレープジャケット、ウールクレープパンツ、カーフスキンローファー、EFFRONTEE カウハイドレザーハンドバッグ

 ファーやレザーにプリント柄を施すのは近ごろのトレンド。アニマルモチーフが目を引く装いに合わせたのは、上下のカラーリングが服と近い配色のバッグ。色味が響き合って、弾むようなリズムをまとわせている。服とバッグで色味を合わせるだけでも、まとまりが出て、おしゃれなイメージが強まる。柄をそっくりそろえなくても、服の柄に使われているキーカラーの一つをバッグで使えば、トーンが整う。