今季は「ファー」をあえて普段使いしてみよう

ぬくぬく「コート」ですっきりシルエット

KARL DONOGHUE 2016-17秋冬コレクション

　保温力が最も高いコートはファーの魅力を最大限に発揮してくれる。見える面積が広いだけに、かさばり感が出やすいが、オントレンドのビッグシルエットを生かせば、かえって細身感を引き出せる。上手に着こなすには、前を開けてボリュームを強調して。

KARL DONOGHUE 2016-17秋冬コレクション

　アーモンド色のコートはリバーシブルで、非ファー側の面とスイッチ可能。両面仕立てのアウターはオンとオフの使い分けを助ける。毛足の短いタイプは主張が控えめだから、マダムっぽさが出にくい。前をきっちり閉めてもかさばらない分、タイトに着こなせる。ボリューミーなワイドボトムスと引き合わせて、さらにほっそり見せるスタイリングが選べる。前を閉じると、ファーの印象が強まるので、目を惹く色味の帽子やバッグで視線を散らしたい。