寒さが増して冬支度を急ぐ今日この頃、ファッションの世界はすでに次の春夏のトレンドが話題になっています。2017年春夏トレンドのエッセンスや私たちがお手本にしたいスタイルについて、ファッション・ジャーナリストの宮田理江さんにNYコレクションからピックアップしていただきました。華やかな装いの写真を一挙公開、気分だけ一足先に春に飛んでいきましょう!

 ショーの終了直後から売り出す「see now buy now(シー・ナウ・バイ・ナウ、=見てすぐ買える)」形式の出現は、最近のファッション界で最大の話題だ。2017年春夏のおしゃれの風向きを示すNYコレクションはトレンドが入り乱れた。ガーリーやランジェリー、オーバーシルエット、ビーチ風などが提案され、選択肢が広がった。全体に共通するのは、伸びやかで朗らかなリラックス気分。大胆な肌見せやトリッキーなバランス崩しも打ち出され、次の春夏は着こなしがドラマティックに若返りそうだ。

MICHAEL KORS COLLECTION(マイケル・コース コレクション)

MICHAEL KORS COLLECTION 2017年春NYコレクション
MICHAEL KORS COLLECTION 2017年春NYコレクション

 花柄がNYのランウェイを彩った。「9.11」の悲劇から15年のタイミングだったこともあってか、落ち着いた色使いのフラワーモチーフが印象的だ。「LOVE」の文字は身頃の横幅からあふれるほどで、メッセージの強さが際立つ。カフスから指先だけをのぞかせる「オーバーサイズ袖」が朗らかなムードを呼び込んだ。シャツ襟もビッグサイズで顔を小さく見せている。シャツの上から重ねたニットは開いた袖先が長く垂れ下がり、リラクシングなたたずまい。ミニ丈がフレッシュな印象を引き出している。

 ガーリーな気分がNYモードを包んだ。キーカラーはピンク。鮮やかなサーモンピンクからくすんだダスティーピンクまで、幅広い色味がランウェイに現れた。ビッグシルエットのトレンチはマニッシュと初々しさが交じり合うよう。白いミニ丈ボトムスとの裾丈違い長短レイヤードがスレンダーな着姿を生んだ。シャツ襟の植物モチーフとプルオーバーのアーガイル柄が装いをポジティブに弾ませる。余った袖先がコートからはみ出してのどかな空気をまとわせている。

(画像協力)
MICHAEL KORS ⇒http://www.michaelkors.jp/