シープスキン製の暖かい靴で有名になり、日本でもファンの多い「UGG® Australia(アグ オーストラリア)」。気持ちまでほっこりする、真冬の頼れるパートナーだが、近頃はレース仕立てや繊細モチーフ入りなどの新顔モデルが登場。ドレッシーな装いにも合わせやすくなってきた。シューズの新モデルを使えば、ぬくもりとおしゃれ感が両立するから、冬本番を前に味方につけたくなる。

UGG® 2015 Holiday Collection

 UGG®は1978年、若きオーストラリア人サーファーが米国・南カリフォルニアのビーチで立ち上げたブランドだ。母国で親しまれてきたシープスキン(ヒツジの革)に創業者は強い愛情を持っていた。涼しげなイメージのあるサーファーがどうして暖かいシューズに縁があったのかというと、水から上がると、濡れた足先はひどく冷えやすいから。ヒツジの飼育頭数が多いオーストラリアではシープスキンは割と身近な素材でもある。しっかりした厚みと弾力性は足の保護にも申し分ない。

 1980年代半ばには南カリフォルニアで定着したUGG®はサーファーの枠を超えて、幅広く人気を集めるようになっていった。90年代以降は欧米セレブリティーがプライベートで愛用している姿が街角スナップで何度も紹介され、街中で履くスタイルが浸透。2011年にはイタリアの伝統的な靴職人の技術とシープスキンの感触を融合させた「UGGコレクション」を発表し、ハイファッションの世界へ進出した。

◆レディーライクなレースのブーツを主役に
Classic Short Antoinette/Black 2万6000円(税抜)
Classic Short Antoinette/Moonlight 2万6000円(税抜)

 寒さで足が冷えてしまいがちなこれからの季節にUGG®のぬくもりは心強い。2015年ホリデーコレクションでデビューした「Classic Short Antoinette(クラシック ショート アントワネット)」は、UGG®を代表するブーツの「Classic Short」に花柄のレースをあしらった。上品なレース模様がアッパー全体を包み、シックで華やかなたたずまい。サテンベースのアッパーはつややかな風情を帯びている。色はムーンライトとブラックから選べる。

 レディーライクなレースが程よく主張してくれるから、パンツ裾はブーツインしてシューズを主役に抜擢して。レース柄とぶつからない無地で、シルエットは細身が合わせやすい。靴に朗らかな表情がある分、ボトムスは「引き立て役」に回すつもりでコーディネートを組み立てよう。逆に、アウターでは遊べる。ボリュームのある羽織り物を選ぶと、着姿にリズムを呼び込める。意外なポジションから両腕がのぞくポンチョやケープは落ち着きとのどかさが同居。ダーク系の色味で全体を整えれば、カジュアル感を遠ざけやすい。