ラナイ島の今後の進化も楽しみ

 ラナイ島は、米オラクルの共同創業者、ラリー・エリソン氏が2012年に島の大部分を購入したときから、変化を遂げているといいます。

 エリソン氏はフォーシーズンズ リゾート ラナイのオーナーですが、彼の活動はリゾート開発にとどまりません。サステナビリティを実現するためのインフラ整備の取り組みも行いながら、島民にとってメリットのある開発をしています。例えば、400万ドルを投じて、映画館をリニューアル。公共プールもオープンしたそう。

 ほとんどの島民が住んでいるというラナイ・シティを訪れると、いくつかの商業施設が並んでいました。スーパーマーケットにもデリ・コーナーが設けられるなど、より充実したといいます。

もとの建物の様式はそのままに、最新のエンタテイメント設備が導入されたハレ・ケアカ・シアター
もとの建物の様式はそのままに、最新のエンタテイメント設備が導入されたハレ・ケアカ・シアター
デリ・コーナーが新設されたというスーパーマーケット
デリ・コーナーが新設されたというスーパーマーケット
かわいらしいお土産屋さん。このほかにも、こじんまりしたカフェやギャラリー、洋服店がドール公園周辺に点在しています
かわいらしいお土産屋さん。このほかにも、こじんまりしたカフェやギャラリー、洋服店がドール公園周辺に点在しています

 エリソン氏の手によって、観光客にとっても、島民にとっても、理想的なリゾート島として進化していくラナイ島。今後の進化をこの目で確認するためにも、また訪れたいと思いました。

文/鈴木陽子 取材協力/ハワイ州観光局