まだまだ続くウォーキングサファリ

 気温はとうに30度越え。休憩できるカフェどころか日陰すらないなか、サファリの冒険はまだ続きます。

ずんずん進む、Sさんとジェームスさん
ずんずん進む、Sさんとジェームスさん

 わたしが「ポレポレ~(ゆっくり~)」と叫ぶと、「ハクナマタタ~(心配ないさ~)」と返ってきました。『ライオンキング』でしか聞いたことのない、本物のハクナマタタにちょっと感激。

こちらは、ゾウのフンをホロホロ鳥が食べたあと。ホロホロ鳥は模様がきれいな鳥ですが、ウンチを食べちゃうんですね
こちらは、ゾウのフンをホロホロ鳥が食べたあと。ホロホロ鳥は模様がきれいな鳥ですが、ウンチを食べちゃうんですね
これはガゼルの足あと
これはガゼルの足あと
ウシの歯。ときどき、ライオンがマサイの家畜の牛を食べてしまうそうです
ウシの歯。ときどき、ライオンがマサイの家畜の牛を食べてしまうそうです
シマウマの上顎もありました
シマウマの上顎もありました
ガゼルのためフン。タヌキやアナグマのためフンは日本の山でよく見ますが、サファリでもためフンの習性があるのでしょうか
ガゼルのためフン。タヌキやアナグマのためフンは日本の山でよく見ますが、サファリでもためフンの習性があるのでしょうか
なんと「この木の枝はHIVの薬だよ」と言っていました。Sさん曰く、「マサイなりにリサーチ中なんだ」だそうです。「マサイなりに」が気になります
なんと「この木の枝はHIVの薬だよ」と言っていました。Sさん曰く、「マサイなりにリサーチ中なんだ」だそうです。「マサイなりに」が気になります

 3時間ほど歩いたところで、ウォーキングサファリは終了。車に乗っていては見られないものを見ることができ、貴重な時間でした。面白かったです。

 そのまま17時頃にロッジに戻り、へとへとだったのですぐに爆睡。

 起きると夕食の時間が過ぎていましたが、手厚いことに、ホテルスタッフが部屋までフルコースの夕食を持ってきてくれました。

昼と夜は毎食こんな感じです
昼と夜は毎食こんな感じです

 明日は、ここアンボセリ国立公園を出て、マサイマラ国立保護区に移動します。アンボセリだって392平方キロメートルもありますが、マサイマラは1510平方キロメートルもあります(ちなみに東京23区の広さは619平方キロメートル)。

 また、移動に伴って、ドライバーのジェームスさんともお別れ。
 ケニア人の視力でもって動物を探してくれて、写真を見せると「お~、よく撮れましたね」と褒めてくれて、動物に詳しくて、ほどよく放置してくれて、とても素敵な人でした。

 今日ジェームスさんと話してて、「日本にはどんな動物がいるの?」と聞かれたときにタヌキやテンの英名や学名がわからなくて答えられなかったので、明日教えてあげよう。
 私はボランティアの剥製作りを日本でしているのですが(詳しくは「そうだアフリカ、行こう」会社を辞めてケニア一人旅に書いています)、剥製に付けるラベル作りをいつもサボっているため、いつまでも英名や学名が覚えられないのです。反省。

 ジェームスさんに見せるための、日本の動物の画像を集めてから、就寝。

<次回公開は10月21日です>

文・写真/梶塚美帆