マサイに「四季」を教えて爆笑される

 ホテルに戻ると、フロントのお姉さんが「今日から日本人のファミリーが来るよ。もうアローンじゃないよ。よかったね」と教えてくれました。
 しかし、わたしは日本人が来ることがイヤでした。なぜなら、自分の他に日本人がいたら、もうちやほやされなくなると思ったからです。
 「やだな」と顔に書いてあったのか、表情を察したお姉さんとシンバが元気づけてくれました。

フロントのお姉さん「ディナーを一緒に食べたらきっと楽しいよ」
シンバ「日本語もいっぱい話せるし」
フ「そうだ、スワヒリ語の先生になってあげたら?」
シ「もう単語をたくさん知っているじゃないか」
わたし「ジャンボ、ポレポレ、ハクナマタタ……」
フ、シ「ジーニアス!」

 スワヒリ語でありがとうと言ってランチを食べに行きました。

 食事をしながら、ロッジをふらふらしていたマサイ族のレニスと会話。

「なにしてるの~」と話しかけると、「仕事してるよ」とのこと。川を見てボーっとしているように見えますが…
「なにしてるの~」と話しかけると、「仕事してるよ」とのこと。川を見てボーっとしているように見えますが…

 「日本って寒いの?」と聞かれたので、「日本には四季があって、一年で暑いときと寒いときがあるんだよ」と教えてあげると「マジかよwww すげぇww」と言ってゲラゲラ爆笑していました。四季がこんなにウケるとは思いませんでした。

 そのあと、「アンボセリ国立公園から来たって聞いたよ。ここマサイマラ国立保護区のほうがいいでしょ? ねぇ、そうでしょ?」と聞かれ、「どっちも同じぐらい好き」と煮え切らないでいたところ、「ほら、ゾウがいるよ」と言われ指された先を見ると、テラスの目の前にアフリカゾウが。

 「レストランからゾウが見られるし、マサイマラのほうがいいでしょ?」と押しが強く、思わず「うん、アンボセリが2番で、ここが1番だね」と答えてしまいました。アンボセリとマサイマラはライバル関係か何かなのでしょうか。

 ランチを食べ終わってから、そのままレストランのテラスで、給仕係りのステラと一緒に動物を探して遊びました。大量のマングースを誘き出したのが楽しかったです。

 このあと、もう一度サファリに出発しました。