3月23日、『五体不満足』の著者として知られる乙武洋匡さんに不倫疑惑が持ち上がりました。週刊誌が2015年末に乙武さんが交際相手の女性と海外旅行をしていたと報じたことを受け、乙武さんは自身の公式サイトを更新。報道について事実と認めた上で「支えてきてくれた妻と、私を慕ってくださっている方々を裏切る行為」と謝罪しました。

 しかし、マスコミが注目したのは乙武さん本人の謝罪ではなく、同時に掲載された妻のコメントでした。「妻である私にも責任の一端がある」とし、自らも深く反省していると明らかにした妻に対し、ワイドショー各局は大きく反応。街頭インタビューやネット上でも賛否の声が上がり、タレントの鈴木紗理奈さんはTwitterで「不倫は妻が悪い? そーいう考え方やだ!!」と嫌悪感を露わにしました。

不倫は「芸のこやし」? 笑いで切り返した妻たち

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 乙武さんの妻がコメントを出したことに違和感を覚えた人も少なくないかもしれませんが、芸能界や政界では夫の不倫疑惑に対する妻の「内助の功」により、窮地を救われた例もあります。

 古くは1982年、俳優でタレントの峰竜太さんが妻の海老名美どりさん同席のもと、不倫の謝罪会見を行いました。会見中、隣に座った美どりさんは笑顔で「お相手に会ってみたくて、彼女の住んでいるマンションに行った」などと発言。終始恐縮している峰さんとは対照的な妻の様子に、会場は謝罪会見とは思えないほど、ほのぼのした空気に。当時、イケメン俳優として名を馳せていた峰さんは、この会見をきっかけに「恐妻家キャラ」としてブレイク。バラエティにも進出するようになりました。

 美どりさんと同じくユーモアで切り返したのが、ダウンタウン・浜田雅功さんの妻である小川菜摘さん。2014年6月に報じられた不倫疑惑について、「羽を伸ばしすぎた」と浜田さんがコメントを出したところ、小川さんもすぐさまブログを更新。報道後の浜田さんについて「伸ばしすぎた羽を家族にバキバキに折られ、意気消沈ゴリラになっている」と笑いを交えて報告。円満ぶりをアピールしつつ、今後も浜田さんを支えていきたいとの想いを語りました。

 浜田さんは妻、そして美どりさんは落語家・初代林家三平さんの娘として、「笑い」に関わる男性と生活をともにしてきた女性たち。夫のイメージが悪化しないよう、努めてユーモラスに対応したのかもしれません。