2003年に日経ヘルスで紹介して以来、絶大な人気を誇ってきた「5秒! ストレッチ」。5秒の呼吸を繰り返しながらストレッチするだけで、みるみる下腹が凹むミラクルメソッドです。パワーアップした方法を加えて、お届けします。

 年とともに気になる、ぽっこり下腹やお腹のたるみ。対策をしようとも、時間がかかったり、難しい方法はまったく続けられない……。そこで日経ヘルスが100%の自信を持ってお薦めするのが「5秒!下腹凹ませストレッチ」。短時間、効果が高い、簡単の三拍子そろった方法で、最小限の努力でお腹が凹む。創刊から20年間で、読者モニターが、最も効率的にお腹を凹ませた伝説的なメソッドでもある。

 ポイントは2つ。1つ目は、体幹部のストレッチに合わせて鼻から5秒かけて吸い、口から5秒かけて吐き切ること。特に吐き切るのが大切だ。2つ目は、これを毎日にこまめに行うこと。考案者で、トレーニング指導者の饗庭(あいば)秀直さんは「現代人はパソコンやスマホの操作で猫背姿勢になりがち。すると呼吸が浅くなり、酸素がしっかり筋肉に届かないので、筋肉は硬くなり、動きが悪くなってしまう。すると、代謝も下がる。深く呼吸し、お腹まわりの筋肉を動かせば、筋肉もしっかり動くようになって、お腹が凹み、代謝も高まる」という。あなたもこのミラクルメソッド、ぜひ体験してほしい。

5秒「下腹凹ませ」ストレッチのやり方

 5秒かけて鼻から息を吸いながら腰を反らせ、5秒かけて口から息を吐きながらお腹を引っ込める、を5 回繰り返すだけ。これを1日5回行って代謝も上げるのがポイントだ。

(1)イスに座り両手を組んで頭の後ろに当てる。あごを上げ、5秒かけて鼻から息を吸う。腰を反らせ、肩甲骨の間を寄せて、胸をしっかりストレッチする。
(2)両腕を前に伸ばしながら背中と腰を丸める。このとき、5秒かけて口から息を吐き切る。目線はおへそに向け、お腹を凹ませよう。

5秒「下腹凹ませ」ストレッチでお腹が凹む理由

1. 腹横筋が鍛えられ内臓が正しい位置になりお腹が凹む
 息をしっかり吐き切るため、内臓を正しい位置で支える「腹横筋」が鍛えられる。すると、腹横筋が“天然のコルセット” となり内臓を引き上げてくれる。結果、下腹が引き締まる。

2. 1日にこまめに行うことで代謝がアップする
 1日の総消費エネルギーのうち、安静にしている状態で消費される「安静時代謝」。空腹時をはじめ、こまめに行うことで、安静時代謝が高められる。

この人に聞きました
饗庭秀直さん
ボディメンテナンス代表
1958年、群馬県生まれ。アスリートとして活躍した経験をもとに、スポーツ選手や企業、個人向けの健康指導を行う。ストレッチをアレンジした独自のダイエット理論が人気。「5秒! ストレッチは空腹時に行う方が、ダイエット効果が大きいが、とにかく隙き間時間にこまめに行ってほしい」。

取材・文/羽田 光(編集部) 写真/稲垣純也 モデル/MIKA ヘア&メイク/依田陽子 スタイリング/椎野糸子 グラフ/増田真一 図版/三弓素青

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経ヘルス誌面でどうぞ。」

■ 雑誌(紙版と電子書籍版)
日経BP書店で購入する
AMAZONで購入する
楽天ブックスでで購入する
セブンネットショッピングでで購入する
日経ストアで購入する
全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店、ネット書店で購入できます。