社会で活躍する女性が増える中、女性だからこそぶつかる悩みも増え続けています。今回は国内最大のビジネススクールであるグロービス経営大学院が運営する女性向けキャリアサイト「マナビプラス」から、日常抱きがちな悩みを「ビジネスフレームワーク」で解決する方法をご紹介します。

 ひとたび仕事を離れれば、私たちにとって恋愛や結婚も重要な生活の一部分。容姿から性格まで何もかも理想通りのカンペキな相手とはいかないまでも、「いつか必ずいい出会いが」「いい人がきっとどこかに」という希望を抱いて、パートナー探しを真剣に考えている人もいらっしゃるのでは? マナミも最近パートナー探しに取り組みはじめたようです。昨夜も素敵な出会いを期待して飲み会に参加したのですが、どうやら期待はずれに終わった模様。話を聞いたチエ先生は、マナミが何度も口にする「いい人」という曖昧な表現に問題点を見出します。

相談者:また今回もハズレか……。

チエ先生:こんにちは、マナミさん。最近調子はどう?……って、なんだか浮かない様子ね。何かあったの?

相談者:わかります? 実は最近、私生活も充実させようと思って、パートナーを探し始めたんですけど、なかなか思うようにいかなくって。頑張りが足りないのかなぁって、反省しているところです。

チエ先生:マナミさんもついにパートナー探しをはじめたのね! でも、思うようにいかないって、どういうこと?

相談者:いい人との出会いがないってことです。昨夜も同僚がセッティングしてくれた飲み会があって、同僚からは「今回はマナミにピッタリの人が集まりそうだよ」って言われていたので、私も期待して行ったんですけど、結局、期待はずれに終わっちゃって……。

チエ先生:期待はずれって、どういう風に?

相談者:うーん。普通にいい人そうな男性はいたんですけど、なんかピンと来なくって。とりあえず、プライベートの友達にも「いい人がいたら紹介して」って頼んであるので、今度は見つかりそうな予感が。同僚より友達のほうが私に合いそうな人をわかってくれているはずだし。

チエ先生:「いい人」という言葉がよく出てくるけど、マナミさんにとって「いい人」ってどういう人のこと? それを友達は本当に理解してくれているのかな?

相談者:多分……。やさしい人がいいって話したことがありますし、私のことを分かってくれていると思うんですよね。

チエ先生:やさしい人か。やさしさの受け取り方も人それぞれだよね。それよりも、パートナーとどういう関係性を築きたいとか、将来どんな生活を送りたいとか、イメージを持つことのほうが大事。そのあたりをあまり考えていないから、「いい人」のようなビッグワードが無意識に出てしまうんじゃないかな。

相談者:えぇっ! そこまで考えていませんでした。ところで、ビッグワードってなんですか?