部門賞(外国株式部門)「野村インデックスファンド・外国株式」<愛称:Funds-外国株式

野村アセットマネジメント 投資信託営業企画部部長 青木雅代さん

――「野村インデックスファンド・外国株式」はどういう思いで設計されたのですか?

 この投信はインデックス投信シリーズである「Funds-i」の1本で、アメリカやフランス、イギリスなど、日本を除く先進国の株式を投資対象とするインデックス投信です。主に20~30代のこれから資産をつくっていく若い方々に向けて、「今からコツコツ積み立ててじっくり資産を増やしていただきたい」との思いで作りました。

 外国の株式というと「知識がなく何に投資すればよいか分からない」という方が多いのではないかと思います。この投信は、指数に連動するので値動きが分かりやすい、先進国全体に分散投資できる、運用コストも安いといったメリットがあり、初心者の方にも安心して始めていただけると思います。

――なぜ外国の株式に投資する必要があるのでしょうか?

 一番はインフレに負けないこと。日本はこれから人口が減り、大きな経済成長は期待できないのでは…と言われています。円建ての預金だけでは、将来インフレや円安になったときに資産が目減りするリスクがあります。この投資信託は、日本以外の先進国の株式全体に分散投資してリスクを軽減しつつ、世界経済の成長によるリターンを狙えると考えています。

――この投信で投資するときのコツを教えてください。

 毎月決まった額を継続的に購入していく、積み立て投資がおすすめです。投資信託の積み立ては、多くの販売会社で扱っており、一度手続きすれば、あとは普段お使いの銀行などの口座から自動的に毎月購入されます。販売会社によっては月500円などランチ代程度から積み立てることができます。長く積み立てるほど運用成績が安定し、資産を増やせる可能性が高くなるので、途中でやめないことも大事です。長く続けるためにも、今すぐ始めていただきたいですね。

部門賞(外国株式部門)「インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」

日興アセットマネジメント 日興AMファンドアカデミー学長 小島厚子さん

――「インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」は新興国株に投資するインデックス投信の先駆けと伺いました。

 はい。この投信を設定したのは新興国経済が大きく伸びていた08年4月でした。新興国の株式市場の著しい成長を収益のチャンスとしていち早く投資家の皆さまに届けたいと思い、開発しました。

 スタート直後にリーマン・ショックが起こり、新興国株を含むほぼすべての資産が大きく値を下げる事態に陥りましたが、その後の世界経済の回復をけん引したのは、他ならぬ新興国でした。改めて新興国の存在感の大きさを示す機会にもなりました。

――インドだけ、ブラジルだけなど、特定の新興国に投資する投信もあるなか、新興国の株式市場全体に投資するインデックス投信をつくったのはなぜですか?

 特定の国の成長を読んで集中して投資し、大きなリターンを狙う投資手法もありますが、予測を当て続けることは難しいものです。例えば今は原油安で、新興国でも原油を輸入している国は恩恵を受けていますが、産油国は景気が悪化しています。ピンポイントで当てにいくよりも、やはり新興国を全体でとらえることが大事ではないでしょうか。そういう意味で、特定の国ではなく、多数の新興国の株式市場全体に投資できるインデックス投信を設計しました。

 

――新興国に投資する場合の注意点を教えてください。

 新興国の株式市場は値動きが大きく、大きなリターンが期待できる一方で、資産が大きく減るリスクもあります。リスクを抑えるためには、少額から投資し、ご自身が取れるリスクの度合いに応じて、資産全体に占める新興国投資の割合をきちんとコントロールすることが大事になってきます。また、短期の運用もリスクが大きくなるので、中長期でじっくり運用することをおすすめします。

 今の世界経済はグローバル化が進み、先進国と新興国が互いに影響し合っています。どちらかに偏らず、バランス良く投資することで、世界経済の成長を捉えられると考えます。

取材・文/井坂真紀子 写真/竹井俊晴、古立康三 

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