株主優待ライフを満喫する桐谷広人さんを見て、「私も始めたい!」と思う読者も多いのでは? 桐谷さんに、優待株投資のキホンとオススメ銘柄の探し方を教えてもらいました。

優待生活のおトクポイント1●優待品がもらえる
クオカードや食事券だけでなく、お米やコスメなどの商品やカタログギフトもある。生活費の節約にも役立つ!

優待生活のおトクポイント2●配当金も受け取れる
株を買えば、優待品だけでなく、年に1~2回の配当金も受け取れるようになる。ちょっとしたお小遣いの感覚。

優待生活のおトクポイント3●経済が学べる
株を持つことで経済ニュースにも敏感になる。企業の業績や市場の動きをキャッチして経済通に!

優待生活のおトクポイント4●お金が増える!?
優待や配当金が受け取れるだけでなく、企業が成長すれば、株価の値上がりによる利益も期待できる。

CORA / PIXTA
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優待株投資の4つのキホン

株主優待生活を始める最初の一歩として、覚えておきたい4つのキホンを紹介します。優待名人の桐谷さんが掲げる「優待生活の極意」も要チェックです!

キホン1・何がもらえるの?
A.金券・割引券と食料品が主流です
株式を買った先の企業が運営するお店で使える買い物券、食事券のほか、お米、食品、飲料などがもらえることも。ホテルやレジャー施設の利用券や割引券なども優待品として人気。

キホン2・どこで買うの?
A.まずネット証券に口座を開設しましょう
優待株を買うには、最初に証券会社に口座を開設する。株を売買するときの手数料が安く、スマホ1台で口座開設から売買までできるネット証券がオススメ。

キホン3・いつ買えばいい?
A.銘柄ごとの“締め切り日”までに買います
優待をもらうには、「権利付き最終日」という年1~2回の締め切り日に株を持っている必要がある。銘柄ごとに異なるが、大半が月末。ネット証券のウェブサイトなどで調べられる。


キホン4・どの株を買えばいい?
A.金銘柄ごとの“締め切り日”までに買います
優待株投資は長期保有がキホン。「会社や優待品が好き」「応援したい」という気持ちになれるような会社を選びたいもの。右の表も参考に。

point1・業績が赤字ではない
赤字だと優待がいきなりなくなることもある。業績は要チェック。

point2・配当が安定的に出ている
安定的に配当金が出ている会社なら、安心して長期保有できる。

point3・使える優待品がもらえる
もらってうれしい優待があれば、株価が下がっても我慢できる。

桐谷さん流「優待生活の極意」

その一・株価が下がっても損切りしない
日々の株価変動にジタバタせず、長期での値上がりをじっくり待つ。優待株を少しずつ買い足していくのがオススメですよ。

その二・目安は総合利回り4%
長く持ち続けるためには配当金の水準が大事。優待と配当を合わせた総合利回りが4%以上の銘柄が理想的です。

その三・業績はあまり気にしない
業績も株価も変動しますが、健全な会社なら株価が下がってもいずれ回復します。それまで優待と配当を満喫しましょう。

この人に聞きました
桐谷広人さん
雑誌・テレビで大人気の株主優待の達人。将棋棋士。投資歴は30年以上で、400以上の優待銘柄を保有する。

取材・文/福島由恵

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