ウーマン読者の7割以上がスマホを愛用。パソコン作業やスマホ漬けの生活で、今や働く女性たちの目の疲労は危機的状態にあるのです。目が乾く、視力が落ちたような気がする、頭痛や肩こりがひどいという人、その悩みは目のケアで解決される可能性大です!

ぜんぶ「スマホ老眼」のせい!?

 読者アンケートで上位の目の乾き、かすみ、視力低下の悩み。それは「スマホ老眼が原因かも」と、クイーンズアイクリニック院長の荒井宏幸さんは言う。「スマホ老眼とは、スマホの使い過ぎで、老眼のように目の筋肉の“ピント調節機能”が低下した状態。極度の眼精疲労で、老眼とは違って、正しいケアで治ります」。

 ピント調節には「水晶体」と「毛様体筋」という筋肉が関わる。「スマホを至近距離で見続けると、毛様体筋の緊張が続いてこり固まり、筋肉疲労の状態に。毛様体筋がスムーズに動かないことでピント調節がうまくいかず、目のかすみや視力の低下を感じます」。

(C)PIXTA
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 スマホを見るときは、まばたきの回数が減り、その結果、涙の分泌量が減ってドライアイにもなりやすい。最近では、スマホやパソコンの使い過ぎで「ドライスポット」という目の乾きが点々と現れる特殊なドライアイも増えている。毛様体筋がリラックスできるように、意識して目を休ませることが大切だ。

この人に聞きました
荒井宏幸さん
クイーンズアイクリニック院長
眼科専門医、医学博士。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。スマホ老眼の分かりやすい解説などで、テレビ出演も多数。『スマホ老眼は治る!』(扶桑社)など、著書多数。

取材・文/海老根祐子

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