毎日仕事で忙しくても、食べるものや飲むものに気を付けている女性医師は多いよう。食事のルールや間食など健康&美容にいい食習慣とは?

発酵食品や野菜を食べている女医は多い!

 健康や美肌のために気を付けたい食習慣。とはいえ、仕事で忙しく、食生活が乱れがちな人も少なくないはず。では、とりわけ多忙な女医さんは、どんな食生活を送っているのだろうか。

 女性医師300人アンケートの調査結果では、「意識して食べているもの」の1位はヨーグルト、2位は野菜、3位は納豆という結果に。予防医学や食事療法を専門とする、カラダクリニック銀座・内科医の関由佳さんは、「発酵食品を積極的に取っていて腸内環境を意識している女性医師が多い印象」と話す。

 「腸内環境が良くなると、栄養をしっかり吸収でき、免疫力も高まる。さらに便秘解消で肌もキレイになります」と関さん。自身も、毎朝の白湯や味噌汁などで腸内環境を改善し、内側からキレイを徹底。肌はピカピカだ。 食事の取り方、飲みもの、おやつなど女医さんの食習慣を参考にしよう!

1. キレイのために守っている食事のルールは?

朝食を取る VS. 寝る前の3時間は食べない

より多かったのは…朝食を取る

Q. 肌のために行っている食事のルールは? (複数回答)
「診療などで仕事が忙しく、昼食は取れないこともあるので、朝食を食べる人が多いのでは」(関さん)。その他の回答には、「糖質制限をする」や、「野菜をたっぷり食べる」という回答が多かった
「診療などで仕事が忙しく、昼食は取れないこともあるので、朝食を食べる人が多いのでは」(関さん)。その他の回答には、「糖質制限をする」や、「野菜をたっぷり食べる」という回答が多かった

大事なのは、やっぱり栄養のバランス
寝る3時間前からの食事制限より、「朝食を取る」「1日3回食べる」など、きちんと食べることを重視する人が多数。「栄養バランスを取って規則正しく食べることは、肌のためにもいいし、太りにくくなると分かって習慣にしている女医が多いのでしょう」(関さん)。

2年半前から、味噌汁1杯の朝食を毎日継続!
2年半前から、味噌汁1杯の朝食を毎日継続!

関さんのおすすめ朝食は?⇒味噌汁
「朝食には胃腸を温めてくれる、ミネラルたっぷりの味噌汁を。具は、肉や卵などのたんぱく質と、緑黄色野菜とを組み合わせて。ビタミン豊富なアボカドもよく使います。いつものお味噌に豆味噌を混ぜると鉄分補給に◎」

2. 美肌&健康のために避けているのは?

白砂糖 VS. 脂身の多い肉

より多かったのは…脂身の多い肉

Q. 意識的に食べないようにしているのは? (複数回答)
5位に「添加物の入ったもの」。「コンビニでランチを買うなら?」との設問には、女医さんの10人に1人が「買わない」と回答。7位以下は、ハムやソーセージ、バターと続いた
5位に「添加物の入ったもの」。「コンビニでランチを買うなら?」との設問には、女医さんの10人に1人が「買わない」と回答。7位以下は、ハムやソーセージ、バターと続いた

脂は有害な物質のたまり場!?
肉の脂はコレステロール値を上げ、カロリーも高い。さらに、質の悪い肉の脂には「抗生物質やホルモン剤など、有害な物質が含まれることも」と関さん。多くの女医さんが脂身の多い肉を避けるのも納得だそう。1~6位に挙がった食材は「私もほぼ食べません」。

関さんのおすすめおやつは?⇒ナッツ&小魚
「カルシウムは、マグネシウムと一緒に取ると吸収率がアップするので、小魚とナッツの組み合わせは◎。常に持ち歩き、小腹がすいたら食べます」


Q. ちなみに 女医が食べているおやつは?

「ナッツはたんぱく質と良質の脂、ビタミンEが豊富で抗酸化力も強い」(関さん)。ヨーグルトと回答した女医も多く、腸内環境を整えるといった目的も
「ナッツはたんぱく質と良質の脂、ビタミンEが豊富で抗酸化力も強い」(関さん)。ヨーグルトと回答した女医も多く、腸内環境を整えるといった目的も
この人に聞きました
関 由佳さん
カラダクリニック銀座 内科医
専門は予防医学、食事療法。ダイエット外来や、アンチエイジングアドバイスも行う。毎日の食事で血液、血管、細胞レベルまで健康美人になるための料理イベントも開催。著書は『みるみる痩せる! 味噌汁ダイエット』(宝島社)ほか。

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